---

トップリーグ開幕戦招待試合
報徳学園　17-0　常翔啓光学園

常翔啓光学園	前半	0	0	0	0	0	0
	後半	0	01	0	0	0
		Ｔ	Ｇ	PG	DG	計	合計
報徳学園	前半	1	1	0	0	7	17
	後半	2	0	0	0	10

Kick Off 16:00


●今日のスタンド
　前座ということで、どんなものかと思ってましたが、まずまず入ってたのではないでしょうか。



●試合
　前半、報徳の先制トライを見ながら着席。貰ったチラシやなんかを見て整理しながら見てたので、前半はよく覚えてませんm(_ _)m

　ただ、ほとんどの時間を啓光陣内で過ごしていました。啓光のロイヤルブルーを見ると自動的に強いと思ってしまう身としては、いささか意外でした。それだけ報徳の出来が良かったということなのかな。高校生は世代によって、それどころか成長曲線のタイミングやメンバー構成、モチベーションによって、かなり力の振れ幅があるというのは理解しているつもりですが、本番を見ないと判断がつかないですねえ。

　報徳は、去年県予選決勝で敗れたとはいえ下級生主体だったので、それから一年でどれぐらい強くなってるのか、楽しみにしてました。BKでいいランをする選手が何人か目につきました。11番、15番……。本番が楽しみです。

　後半の後半にようやく啓光ペースになりましたが、報徳が凌ぎ切って完封勝利を収めました。


●おまけ
・　今日は14時・15時・16時からそれぞれ、サブグラウンドでも他の高校の試合があったんですが、そこまでは手が回りませんでした(^^;
・　両校の応援はそれぞれ、メインスタンド自由席の一番内側、一番前。座った場所の関係か、報徳の応援はよく聞こえましたが、啓光はあまり聞こえませんでした。
・　リザーブ選手がアップでパス練習をしているのを見て、フォームの安定度はやっぱり高校生だなあと。
・　試合中、神戸の一部の選手が出てきて軽くアップを始めた所、案の定ミニサイン会状態に(^^;

---

神戸製鋼コベルコスティーラーズ　19-6　近鉄ライナーズ

近鉄 ライナーズ	前半	0	0	1	0	3	6
	後半	0	0	1	0	3
		Ｔ	Ｇ	PG	DG	計	合計
神戸製鋼 コベルコスティーラーズ	前半	0	0	0	0	0	19
	後半	1	1	4	0	19

Kick Off 18:03
観衆　5,186
レフリー　平林泰三（日本協会A）
アシスタントレフリー　藤内有己（日本協会A1）・落田佳宏（関西協会）・岡田欣久（関西協会）
マン・オブ・ザ・マッチ　ピーター・グラント（SO）


スコア等
　前半
　　近鉄　13分PG大西将太郎○
　　神戸　40分PGピーター・グラント×
　後半
　　近鉄　3分PG大西将太郎×、14分PG大西将太郎○
　　神戸　11分PGピーター・グラント○、18分PGピーター・グラント○、25分PGピーター・グラント○、35分PGピーター・グラント○、39分安江祥光（ピーター・グラント○）

出場選手
神戸製鋼コベルコスティーラーズ
1安江 祥光 2木津 武士 3山下 裕史 4伊藤 鐘史 5安井 龍太 6橋本 大輝 7前川 鐘平 8マパカイトロ パスカ
9猿渡 知 10ピーター･グラント 11大橋 由和 12クレイグ・ウィング 13ジャック・フーリー 14今村 雄太 15正面 健司
16松原 裕司 17山内 雅延 18谷口 到 19ジョシュ・ブラッキー 20佐藤 貴志 21山本 大介 22濱島 悠輔

近鉄ライナーズ
1田邉 篤 2太田 春樹 3成 昂徳 4トンプソン・ルーク 5松岡 勇 6佐藤 幹夫 7タウファ 統悦 8田中 正純
9金 哲元 10大西 将太郎 11李 陽 12レプハ・ラトゥイラ 13森田 尚希 14リコ・ギア 15高 忠伸
16吉田 伸介 17才田 修二 18トム・ホッキングス 19中井 太喜 20森 雄祐 21重光 泰昌 22吉川 修司
太字はキャプテン


●今日のスタンド
　　5000人強という数字自体は決して多いものではありませんが、それでも知人情報によると、ビールなどの飲食物は早々に仕入れが底をつきそうだという会話がされていたそうです。確かに蒸し暑かったですが、おいおい(^^;



●試合
　この季節は暑いですし、選手の体も心も開幕とあって、気合は入っているでしょうが、本番モードに馴染み切れてない面もあるでしょう。
　正直、この日は9月1日ということを考えたら結構涼しかったんですが、その分湿度が高く、ボールが滑る度合いは結果的に変わらなかったようで(^^;

　過去二年負けている相手なので、油断はなかったでしょうが、序盤から神戸が押し込みます。ほとんどの時間を近鉄陣内で戦っていたため、前半はずっと自分が座っているのとは逆サイドで試合してました(^^;
　それでも点が取れなかったのは、ノックオンなどのミスが出まくったからです。ここぞの場面まで攻め込んだ挙句、というよりは、その前の段階でのミスが多かったように感じましたから、やはり悪コンディションによるものなんでしょうかねえ。だとしたら、今年も悪天候には悩まされそうです(^^;


　逆に近鉄に50m近いPGを決められ、先制されてしまいます。追い風だったとはいえ、この距離を決めるとは……さすがは大西将太郎。重光泰昌はなぜリザーブ！？　と思ったら、故障明けだったんですねえ。

　まずPGで得点して落ち着くというのは定石ではありますが、この後も両チームともにPG狙いが続いたので、これは簡単にはトライが取れない試合だと双方が覚悟したんだなと。


　今日の神戸はディフェンスがよく、正直点を取られる気はあまりしませんでした。それも、ゴール前で守り切るというより、その前でしっかり止める、抜けられかけてもカバー・追撃で食い止めるプレーが随所に見られました。FLジョシュ・ブラッキーが出てないのでどうなるかと思いましたが、FL橋本大輝主将を始めとしたFW陣もよく頑張ってましたし、BKもよく食らいついていってました。

　中でも目を引いたのが、今期より加入のCTBジャック・フーリーです。世界最高峰のプレーがどんなものかと思って見てましたが、あ、これはまずいか！？　という時に背番号13がいち早く飛びかかって止めるシーンを再三目にしました。アタックでの本領発揮はまだこれからでしょうが、今日は守備で唸らされました。他の選手もFB正面健司、SH猿渡知などよく守ってましたが、頻度は彼が一番多かったかなと。印象的に(^^;


　とはいえ得点しないと勝てないのは自明の理なわけで、後半に入っても中々得点できない神戸にじりじりしたファンが、「神戸ー、そろそろ旗振らせてくれー！」と野次る気持ちも痛いほどわかります。というかこの野次はよかった(^^;（神戸製鋼はファンサービスでフラッグを配っていて、得点時にうち振るのが文化のようになってます……って、ここ読んでる人には不要な説明ですね(^^;）
　そしてようやく入った得点は、やはりというか、PGによるものでした。


　今日、かなりの時間を相手陣内で戦えたのは、ラグビーですから当然ですが、FW戦で優位に戦えたからです。ブレイクダウンはもとより、セットプレーでもしっかり戦えてました。中でもスクラムは、明らかに相手を押しこんでました。平島久照が不在で、どちらかと言うとランプレーが目立つ安江祥光が1番でどうかなと思ってたんですが、素晴らしかったです。
　そう言えば、今年からスクラムのコールが4段階→3段階に変わったことも影響しているのか、すっと組む感じのスクラムが多かった印象です。この試合だけのものかどうかはまだ分かりませんが。


　バックスのアタックで特に印象に残ったのが、こちらも新加入のCTB、クレイグ・ウィングです。ボールを受けた時点で前にスペースがなく、これはクラッシュしてポイント作るしかないかなと思って見ているのに、僅かなギャップを見つけてすり抜けるプレーに何度驚かされたことか。これはフーリーともども、チームにフィットしてきたらかなりの戦力になりそうです。

　個人的に注目していたSH猿渡知のプレーですが、相変わらずの果敢なディフェンスは良かったですが、捌きのテンポやゲーム全体を見る視野については、まだまだこんなものじゃないでしょう。去年怪我がちでしたし、これからシーズンが深まるにつれ、どんどん良くなっていくのに期待です。レギュラー争いに勝ち続けられるかはまだ分かりませんが、少なくとも怪我はしない前提で(^^;


　試合は終盤までPGの刻みあいになりました。W杯のノックアウトステージなんかではよく見る光景ですが、こんな感じなんですねえ。当事者気分を味わったことがなかったもので(^^;

　そして、去年も思ってましたが、やはり頼れるキッカーがいるというのはFWが強いのと同じレベルで大切ですねえ。後半だけで4PGを入れて、試合終盤には12-6とじわじわと引き離しました。


　このまま双方ノートライで終わるのか、でも勝てるならそれでもいいか、と思っていたところ、最後の最後にモールを押しこんでトライ！　平林泰三レフリーがアシスタントレフリーに確認したため、コールまで時間がかかりましたが（というかトップリーグは全試合TVマッチオフィシャルになって欲しいものです）、これで気持よく終わることが出来ました！

　また、リーグ戦を考える上でもこのトライは大きかったです。6点差のままで終わっていたら、近鉄に善戦ボーナスによる勝ち点1が入っていたわけですから。
　今日の戦いから見ても、近鉄は強いです。そんな相手に少しでも差をつけて勝つことは、シーズン終盤にきっと響いてくると思いますので。


●開幕戦勝利！
　自分がファンになってからは初めての地元開幕だったので、地元民としても勝利は素直に嬉しいです。大阪もアウェイというわけではないんですが(^^;
　そして、自分がファンになってから、開幕戦は負けなしなんですよねえ。観戦した試合は全勝(^^)/　今年こそ、この勝利で勢いをつけて、開幕ダッシュと行って欲しいものです。

　阪神ダービー（ドコモも関西のチームですが、入らないんでしょうか(^^;）ってトロフィーもあったんですね。透明なトロフィーを橋本大輝主将が。

　そして今日のマン・オブ・ザ・マッチはプレースキックを5本決めたSOピーター・グラントが。

　課題も色々出た試合でしたが、勝って反省できるというのは、いいスタートです。さあ、これから2月まで、楽しんでいきましょう(^^)/
　


●おまけ
・　試合開始を待ってる時に、事前に買っておいた帰りの切符のうち、神戸市営地下鉄分を紛失しているのに気付きました。230円が……orz
・　スタンプラリー、今年は有料になってました。ラリーのカードは1000円で売っているプログラムを買わないと入手できないとの由。あ、でも、ラグビーマガジンを買っている方は、8月発売号付録の選手名鑑について来ているものでOKです。名鑑はほぼ同じものなので、ラグマガ分お得ですね(^^;　面倒だったので切り取らず、名鑑の後ろを広げて押印してもらいました(^^;
・　開幕戦は頂けるものが多いです(^^;　定番のフラッグ・パンフとメンバー表、キリンのFIREとタマノイ酢スタンプカード、イヤーブックにスポニチ特別編成。そして今年初めて目にした、トライボード（写真は裏面です）。
　
・　トライボードはキリンの提供でしたが、これは今年ずっと配られるのかな？

・　タマノイ酢は今年は3本買ったらカード一枚のようです(^^;　新製品とお気に入りで。カードはピーター・グラントが当たっていたんですが、購入時点ではまだカードが届いておらず（このへんの牧歌的雰囲気がまた好きなんですが(^^;）、帰りに寄ってくれと言われていたんですが、試合後スタンドでのんびりしてたら、既に撤収してしまってました(^^;　次行った時に尋ねてみよう(^^;

・　カンビー、この季節なのにサンダルじゃないなんて(^^;

・　ホルテンさん。まだまだ東芝のイメージが強いですが、FWの強化、頼みますよ！

・　関西ハイランドゲームズさん、トップリーグの試合前にも演奏してくれましたが、バグパイプ演奏で奏者が踊るのなんて初めて見ました(^^;
　
・　ユニバ名物只見のお客さん。見ると安心します(^^;　公園の通路から普通に見えるんだから仕方ない(^^;

・　試合前、「雷雨などの悪天候により、試合が中止になる場合もあります」とアナウンスが。確かにそういう天気でしたが、ラグビー観戦でこの類のアナウンスは初めて聞きました。
・　PR山内雅延、髭を伸ばしているとは聞いてましたが、ますます山男というか、クマっぽく(^^;　今日はヘッドキャップしてませんでしたが、こちらも新調してるとのことなので、楽しみです(^^;

・　HO松原裕司、選手紹介ビジョンの写真では髪が雄鶏のように凄まじいことになってました(^^;が、本番ではすっきりとしてました(^^;
・　谷口到はますますヒッピーっぽく(^^;

・　近鉄ファンの中に甲高い裏声で応援してる人がいましたが、試合中、その声が気になって仕方ありませんでした(^^;
・　ハーフタイムにトークイベントとして出てきたジャルジャルの二人。フォローはコーロクンだけでしたし、マイクの音質や客席の遠さ・反応の鈍さなど、やりにくそうでした(^^;　でも、レッドクロースキャンペーンの進行も含めてきっちりとやりきってました。お疲れ様ですm(_ _)m　しかしこう見ると小柄だなあ(^^;

・　神戸の最初の得点はPGでしたが、アナウンスは「ペナルティトライ！」と叫び、スコアボードには5点が入ってました(^^;　一瞬でしたが、確かそうだったはず(^^;
・　外国人フロントスリー。ブラッキーが入った場合、誰が抜けてどうポジションが動くんでしょうかねえ。

・　スクラムのパイルアッフはままありますが、しっかりした体とスキルがないと危なそうです。

・　開幕戦で勝ったからか、今日はいつになく試合後のサイン会が長かったです。それを見ながら知人と話していたら、つい長居してしまいました(^^;

.

---

●次の観戦予定
　未定
　間違いないだろうと思えるのは12月16日、ホムスタでの東芝戦です。それまでの花園、岡山、11月の社会人下部リーグ、高校の県予選は読めません……orz