2011/2012シーズン
1月




2012/1/19(日) ジャパンラグビートップリーグ2011-2012 第12節 ホームズスタジアム神戸


●冬真っ盛り

 寒かったです。が、風がほとんどなかったので、比較的過ごしやすかったです。まあ、ホムスタの中に入れば元から風はないんですが(^^;

 今日も遅くなり、会場に着いたら既に知人は到着済みで、待ってくれてました(^^; ラグビー観戦で自分のほうが遅いのって、実に久しぶりです(^^; ……すいませんでしたm(_ _)m


神戸製鋼コベルコスティーラーズ 16-16 ヤマハ発動機ジュビロ

ヤマハ発動機
ジュビロ
前半 1 1 1 0 10 16
後半 0 0 2 0 6
    PG DG 合計
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 1 1 0 0 7 16
後半 0 0 3 0 9

Kick Off 13:00
観衆 5,547
レフリー 平林泰三(日本協会A)
アシスタントレフリー 塩崎公寿(日本協会A1)・吉浦忠孝(日本協会A1)・坂平誠(関西協会)

マン・オブ・ザ・マッチ 引き分けのため該当なし

スコア等
 前半
  ヤマハ 
23分タネ・トゥイプロトゥ(五郎丸歩○)、40分PG五郎丸歩○
  神戸
 13分山下裕史(ピーター・グラント○)、25分PGピーター・グラント×
 後半

  ヤマハ
 1分PG五郎丸歩○、37分PG五郎丸歩○
  神戸 3分PGピーター・グラント○、20分PGピーター・グラント○、29分ピーター・グラント○、41分山本大介×

出場選手
1平島 久照  2木津 武士 3山下 裕史 4伊藤 鐘史 5清水 佑 6橋本 大輝 7ジョシュ・ブラッキー 8マパカイトロ パスカ
9猿渡 知 10ピーター・グラント 11大橋 由和 12山本 大介 13フレイザー・アンダーソン 14濱島 悠輔 15正面 健司
リザーブ
16安江 祥光 17山内 雅延 18林 慶鎬 19谷口 到 20佐藤 貴志 21ジェーソン・カワウ 22中濱 寛造
太字はキャプテン


●今日のスタンド

 
一応プレーオフの目が残っているとはいえ、決して目立つ順位にいるわけではないので、ホンダ戦と同じくらいかと思ってたんですが、予想以上の入りでした。強化縮小前のようにヤマハが大量に引き連れてきたわけでもないのに、これは意外でした。地元神戸での最終戦だからですかねえ。ホムスタの初戦&最終戦が無料になるチラシが配られてたって聞いたから、それもあるかもしれませんね。
 それに加えて、前節のロスタイムまでワイルドナイツに勝ちかけた戦いぶりがイメージ良かったのかも(^^;



●試合
 ここホムスタでのヤマハ戦は、両チームのそれまでの成績に関係なくもつれるイメージが強いんですが、今年もそうなりましたね。

 昨日、NECがドコモに勝ち点ゼロで敗れたため、神戸にもまだプレーオフの目が残った、そんな状況で行われた今日の試合。
 正直、消化試合になるかと思ってただけに、観戦も気合が入ってました。選手も同じだと思ってたんですが……空回りしちゃったんですかねえ……。

 具体的に良くなかったところは、素人の目ではノータッチキックが多かったこと、ラインアウトのミスが多かったこと(相手ゴール前でノットストレートはきつい)くらいなんですがねえ。
 
 ディフェンスはよく守れてました。いつもガツガツと激しく体を張ってくれてる選手たちは言うに及ばず、WTB濱島悠輔も、何度も相手を引きずり倒して頑張ってました。改善されてきてますねえ。体格からして、もっと強く当たれるんじゃないかとは思いますが、あまり一足飛びに贅沢を言ってもいけません(^^;



 対して攻撃は、ヤマハの網にからめとられてたと言うか、押し返されてたと言うか、なかなか破ることが出来ませんでした。そもそも、今日はボール支配率はともかく、相手陣で攻めてた割合ってそんなに高くなかったんではないでしょうか。イメージとしては半々かな、ってところでした。正直、とても去年の花園で57-42の超乱打戦を繰り広げた2チームだとは思えませんでした(^^;

 そして、これは両チームともなんですが、ノックオンなどのミスが目立ちました。いい感じに攻めていても、こぼす、放せないなどのミスで手放してしまう。ラグビーにはつきものの反則ではあるんですが、日本最高峰のトップリーグなんですから、もっと少なくあってもらいたいです。少なくとも神戸は、東芝戦を見る限り、そういうレベルのスキルはあるんですから。もっとも、No8マパカイトロ パスカのノックオンについては、何度も書きますが、自分は使い続けてれば増えるものとして見てます(^^;

 両チームとも思うように相手防御を破れず、途中からロースコアの展開がはっきりしてきました。となればPG合戦になるのは明白です。特にヤマハにはFB五郎丸歩がいるんですから。対する神戸は今期キック好調のSOピーター・グラント。両者合わせて9本のプレースキックが蹴られ、外したのは難しい角度からだったピーター・グラントの一本だけでした。

 うーん、蹴り合いは一見さんには退屈なんですよねえ(^^; 知人の娘さんは途中から眠かったそうです(^^; ミスの少ない試合なら緊迫感が漂ってそれはそれで面白いんですが、今日は正直、なんだかなあという印象でした。


 でも、今日の勝負を分けたのは、後半7分頃から10分近く、ヤマハゴール前で繰り返されたスクラムの攻防だったと思います。ヤマハの1番PR長野正和にイエローカードが出たこともあり、神戸がスクラムにこだわり抜いたにも関わらず、結局得点出来なかったのが響きました。あそこは取らなきゃいけない場面でした。少なくともあれで、神戸にはトライできるイメージがなくなりました。
 最初のうちは神戸が優位に組み、ヤマハはたまらずコラプシングで逃げてたんですが、認定トライになっては意味が無いと奮起したのか、そこから粘りだしました。何度組み直したでしょうか。単純な組み直し、神戸のホイール、飛び込んだかに見えてもヘルドボールだったのも二回くらいありましたか。
 延々と続くスクラムは、自分には目の前でやってたから見てられましたが、逆サイドのお客さんとかは正直飽きてたと思います(^^;
    

 もう、今シーズンの自分は仕方ないんですよ。東芝戦という素晴らしいクオリティの試合を見てしまい、あまつさえパナソニック戦でそれが一発限りではないと証明されてしまったんですから。今の神戸の選手には、あのレベルの試合を遂行する能力があるとわかっちゃってるんですから、そりゃあそれを期待してしまいます。なので、今日のような試合だと、物足りなくなってしまう。そういう神戸ファンは、きっと他にもいらっしゃると思います(^^;
 まあ、今年の神戸は、ヒーローばりに弱きを助け強きを挫く展開になることが多いんですがね(^^; 能力はあるんですから、これはメンタル面か、ベンチワークか、どちらかの問題なんでしょうかねえ。もしそうなら、引退したSH後藤翔太のように、強い言葉でフィフティーンを鼓舞する選手がいればまた違うのかもしれません。


 最後の最後、ヤマハ陣ほぼ正面、40メートル弱の距離で得たPG。ホーンが鳴ってたので、どうなるにせよ、ラストプレーです。思わず今日のピーターなら決めてくれる、勝った! と思ったんですが、残り3分でCTBジェーソン・カワウと交代して下がってたんでした。そこでキッカーには、CTB山本大介。去年まではいい日は神がかり的なキック能力を見せてくれてたんですが、今年は正直キックは不調です。それがいきなりこんな大事なキックで大丈夫かと心配しながら見てたんですが、ダメでした……。

 この局面で、蹴れるとはいえトップリーグでの経験の浅いWTB濱島悠輔やFB正面健司にいきなり任せるわけにもいかなかったでしょうしねえ。
 こんなに凹んだ山本を見たのは初めてです。でも、まだ戦いは続くんですから、ひとしきり落ち込んだら、立ち直ってもらわないと。


 とまあ、なんだか負け試合かのように書いてしまいましたが(心情的には負け試合です(^^;)、引き分けなんですよね。勝ち点2を獲得して、次節のNEC次第ではありますが、まだ4位の可能性を残しています。神戸の次の相手は首位サントリーサンゴリアスですが、東芝・パナソニック戦のような戦いが出来れば十分勝機はあると見ます。相手が強ければ強いほど、今年の神戸はそういう戦いができる傾向にあるようですしね。
 よしんばダメでも、ワイルドカードから日本選手権という、もう一つのチャンピオンへの道がまだ残っているんですから、今シーズンの集大成に向けて、しっかり高めて行ってもらいたいと思います。なんだかんだ言っても自分は神戸ファンです。好きなチームの躍進を信じて応援し続けますよ、ええ(^^;


●おまけ
・ タマノイ酢、今年はホーム(兵庫・大阪)の全六試合に行って買えば全選手のカードセットがもらえるキャンペーンをやってたんですが、はい、頂きました。ありがとうございます(^^)/

・ そのタマノイ、今日は久しぶりに豆乳飲料が売り切れずにありました。マイルドでいい味なんですよねえ。それと、黒酢30って初めて見たんですが(^^;

・ SH猿渡知選手、プレー中に当たりが激しかったか何かでうずくまってた時間帯があったんですが、少ししてボールを持って抜け出したヤマハの選手がすぐそばに駆け込んできた時、とっさにタックルして倒してました(^^; 死んだふりしてたというより、体が勝手に反応してしまったように見えました(^^;

・ 久々にベンチ入りしたPR山内雅延選手、今日は出番はありませんでしたが、首の後ろに白いテーピングか何かをしてました。ベンチ入りしてるから大丈夫なんでしょうが、心配してしまう位置でした。
・ ハーフタイムのホムスタサプライズ、今日はINAC神戸の三選手(名前はメモしそこねましたm(_ _)m)が来てくれました。旬ですもんねえ。

・ そしてサプライズプレゼントとして、サインボールの蹴り込みをしてました。

・ その際の場内アナウンスが「サッカーボールは大変危険ですので、スタンドのお客様はボールの行方に注意して下さい」そりゃそうだ(^^;
・ 同じくハーフタイムのANA提携のレッドクローズキャンペーン、最後の「次の試合もやるのでよろしく」と言ってましたが、今年はこれで最後ですよねえ。来年もやるの確定してるんでしょうか(^^;
・ 芝の整備、今日もお疲れ様でした。



●次の観戦予定
 未定
 関西での次の神戸の試合予定が決まってないんですから、他に書きようがありません(^^; 可能性的に、一番早く見に行くとしたら、これですかねえ。
2/18(土)12:00 or 14:00〜 ワイルドカードトーナメント 近鉄花園ラグビー場


2012/1/5(日) ジャパンラグビートップリーグ2011-2012 第10節 ホームズスタジアム神戸


●出遅れた。

 今日は前座の試合もなく、ゆっくり出かけられると思っていたら、ゆっくりしすぎました(^^;

 シェイクハンズ、今日は今村雄太と伊藤剛臣という、個人的に美味しすぎる顔ぶれだったようなのに、家を出るのが遅れたため、乗った地下鉄海岸線の電車が新長田から発車したのが12時30分。着いた頃には握手会どころかメンバー発表すら終わってました……。
 そんな時間に入っても、それなりの場所が空いていたのがまた寂しくて。まぁ、こっちは予想してましたが。
 


神戸製鋼コベルコスティーラーズ 52-23 Honda HEAT

Honda
HEAT
前半 0 0 2 0 6 23
後半 3 1 0 0 17
    PG DG 合計
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 4 3 0 0 26 52
後半 4 3 0 0 26

Kick Off 14:00
観衆 3,194
レフリー 戸田京介(日本協会A)
アシスタントレフリー 清水塁(日本協会A1)・溝畑潤(関西協会)・岡田欣久(関西協会)

マン・オブ・ザ・マッチ 大橋由和(WTB)

スコア等
 前半
  Honda 
6分 PG○ジョー・ガードナー 41分PG○ジョー・ガードナー
  神戸
 14分ジョシュ・ブラッキー(ピーター・グラント×)、22分伊藤鐘史(ピーター・グラント○)、31分濱島悠輔(ピーター・グラント○)、38分大橋由和(ピーター・グラント○)
 後半

  Honda
 22分木村允彦(小西大輔×)、25分ブライス・ロビンス(小西大輔○)、31分ブライス・ロビンス(小西大輔×)
  神戸 6分大橋由和(ピーター・グラント×)、14分マパカイトロ パスカ(ピーター・グラント○)、35分ジェーソン・カワウ(山本大介○)、38分山本大介(山本大介○)

出場選手
1平島 久照  2木津 武士 3山下 裕史 4伊藤 鐘史 5清水 佑 6橋本 大輝 7ジョシュ・ブラッキー 8マパカイトロ パスカ
9佐藤 貴志 10ピーター・グラント 11大橋 由和 12山本 大介 13フレイザー・アンダーソン 14濱島 悠輔 15正面 健司
リザーブ
16松原 裕司 17安江 祥光 18林 慶鎬 19谷口 到 20アンダーソン ネーサン 21ジェーソン・カワウ 22中濱 寛造
太字はキャプテン


●今日のスタンド

 
先週の負けが影響してますね、この数は。気持ちはよく分かります(^^; いくら神戸が人気チームだと言ったって、勝ってなければ人は減ります。それはどんなスポーツのどんなチームでも同じですね。母数が違うだけで。



●試合
 
 前節からどう修正してきてるかに注目してましたが、意思統一は改善されてたと思います。相手を何としても倒す、という気迫と熱意に関してはまだ足りないと思いましたが、今の神戸だと相手のプレッシャーに依るところも大きいんですかねえ、ホンダさんには申し訳ないですが。今年は東芝戦という実例を見てしまっているので、どうしても求めるレベルが高くなってしまいます(^^;
 
 今日は何より、FWで圧倒できてました。セットプレー、ブレイクダウンともに(ラインアウトは……でしたが(^^;)。ここで勝っていると、安心して見ていられます。すっかりFWが強い神戸というものにも慣れてしまいました(^^; やっぱラグビーはFWが戦えなきゃいけません(^^; 

 WTB濱島悠輔のトライも、ホンダゴール前でしっかりFWが押し込めていたからこそ、逆サイドの大外が空いたわけですしね。CTBフレイザー・アンダーソンの飛ばしパスも良かったですが。そうか、いつも神戸はこんな感じでしてやられてたのか(^^;
 BKもいつも以上にパスを回せてるように感じました。ホンダは神戸が回してから抜きにかかる所で止めてましたが、意図的なものだったんだろうか。

 ホンダもFW戦で劣勢なのに、前半だけでキックオフがタッチを割ってセンタースクラムになったのが二回というのは厳しすぎました……。それではあかんやろ……。
 試合は終始神戸が圧倒してましたが、後半の半ばに、ホンダが三連続トライで気を吐きます。神戸、いつもの悪い癖で気が緩んだんでしょうか。容赦無く圧倒しきる戦いって、僕がファンになってからはほとんど記憶にありません。でも、取られるにしても、インターセプトトライを二本連続で食らうのはさすがにいただけません。その後の三本目のトライはホンダがいい攻めをしましたが。日本代表でもあるブライス・ロビンス、足痛そうだったのにさすがの働きぶりでした。

 でも神戸も、これまでならこの展開になると、勝つにしてもなんとか逃げきる形しかイメージできませんでしたが、今日はその後、後半の後半に2トライ2ゴールで突き放し直せたのは大きいです。反省点と収穫がともにある、次に生かせる試合だったのではないでしょうか。


●選手について
 HO木津武士 すいません、正直なところ、一年目からスタメンは厳しいんじゃないかと思ってました。頑張ってますよね。でも、今日はラインアウトが……。安定した力を身につけるにはまだ時間がかかりますかね。交代後、右手の指を固めてましたが、何かあったのかな? 試合後のクールダウンではもう何もしてませんでしたが。
 LO清水佑、人に強くていいですね。前進力もあるし。やんちゃな顔してるのに(^^;、ディシプリンもちゃんとしてるし、いい選手に成長してきましたねえ。ただ、一試合通して出られるスタミナはまだないのかな? いつも途中交代してますね。ま、今は全開で行ける所まで行く、でいいと思います。そのためにリザーブ選手もいるわけですし。

 谷口到が入替で入った時に下がったのがFL橋本大輝だったので、驚きました。もうすっかりフル出場するイメージしかなかったもので。どうしたんだろうと思ってたら、故障だったようで。右膝のようですが、大事ないといいんですが。若いけど黙々と体を張り続ける、いい選手ですからねえ。帰宅後に気づきましたが、痛んでいるところを写真に収めてました。

No8マパカイトロ パスカ。だから彼はそろそろ休ませないとノックオンするんだって(^^; この突破力があるから外せないのも分かりますがね。

 本人は不本意でしょうし、まだ取り返す気満々でしょうが、リザーブのインパクトプレーヤーにHO松原裕司がいるというのは強烈ですね。全体の運動量が落ちてきたところにこのワークレートの選手が入ってくると、実に頼もしい。レベルの高い争いで切磋琢磨して欲しい、としか言えませんが、頑張れ!

 SOピーター・グラント、お帰りなさい! シーズン終盤、これから強豪との試合が続くというタイミングで帰ってきたのは大きいです。コンバージョンを外したりと、今日はまだ慣らし運転的な風にも見えましたが、相手と距離を詰めてからの冷静なプレーの選択はさすがでした。ポジション的にもチームとの連携が高まるほど良くなるはずですし、次戦に期待です。

 CTBフレーザー・アンダーソン、今や外せない戦力になりましたね。今日もBKの外国人選手としては一人、フル出場でしたし。アタックはもちろん、ディフェンスもしっかり行って、実に頼もしいです。上でも書きましたが、濱島悠輔のトライにつながるラストパスも見事でした。次も頼みますよ。

 ラックにSHが巻き込まれてノーハーフになるとPR山下裕史あたりが捌くのは見慣れてきましたが、WTB濱島悠輔のパスアウトはちょっと新鮮でした(^^;

 CTBジェーソン・カワウの縦への強さ、去年から話には聞いてましたが、実際に目にしたのは初めてでした。トライの時、一人で何人突き破ったんだ(^^; これは凄い(^^; これまで見られなかったので、去年の故障でその力は失われてしまったのかと思いかけてましたよ(^^;



●勝って奢らず、負けて腐らず
 分かっていても、実践するのはなかなか難しいですよね。
 試合後、ホンダのスタンドから「神戸」コールがはっきりと聞こえてきました。ホンダの選手も神戸側のスタンドに来て、しっかりと挨拶していきました。厳しいシーズンが続いてるだけに、こういう姿勢を保つのも並大抵じゃないでしょうに、頭が下がります。先週の自分の精神状態を思い返すと、本当に。これでホンダに対する好感度が上がりました。


 神戸の選手も、バックスタンドでは既に動き始めていたためホンダ側に行きませんでしたが、声援には答えてましたし、スタンドへの礼も皆揃ってからしてました。

 そして今日のマンオブザマッチ、WTB大橋由和選手。いつものように随所で体を張ってのディフェンス、そしてアタックでも2トライですから、受賞も納得です。毎シーズン新戦力が入ってきて、出番どうかなと言われながらも最後にはレギュラーで活躍しているあたり、さすがです。僕自身、特に好きな選手の一人だからってのもありますが、彼のところにボールや選手が行くと、いつも期待して見てます(^^;
 今日はホンダPRのお兄さん、幸平選手とのマッチアップがかなわず、残念でした。



●おめでとう、100!
 LO林慶鎬選手、トップリーグ100キャップ到達おめでとう!

 今シーズンは各チームで相次いで100試合出場選手が誕生してますが、神戸の一番乗りは林選手でした(伊藤剛臣選手は公式戦200試合目前ですが、トップリーグ限定だと81試合らしいです)。

 記念すべき試合を勝利で飾れてよかったです。普段目立つことの少ないポジションなので、インタビューはどうかと思っていたら、しっかりと受け答えできていて、さすがはベテランと変な所で感心しました(^^;
 記念の花束贈呈は、かつて神戸製鋼のFBでカクカクステップが印象に残る、現在は天理大学でBKコーチに就いている、八ツ橋修身さんのお子さん二人でした。当然、林とは顔なじみですよねえ(^^; 男の子のほうしかはっきりと顔は見てませんが、確かに八ツ橋さんと似てました。当たり前のことですが、なんかにやけてしまいました(^^;

 改めて、おめでとう!



●おまけ
・ スタジアムへの途中、乗り換えに使った地下鉄板宿駅。何年ぶりかにトイレに寄ったんですが、物凄く綺麗になっててびっくりしました(^^; 昔の場末感はどこへ(^^;
・ 今日のタマノイ酢選手カードは植村始選手と田邊秀樹選手でした(^^)/

・ JRFUのスタンプラリーが今日で6個貯まったので、「FOR ALL ミニボールキーホルダー」を貰いました。思ったよりしっかりしてて、いい感じです^^

・ ホンダの応援団。お疲れ様でした。

・ 今日のホムスタサプライズ、試合前に登録した携帯電話の番号(番号だけを紙に書いて出したもの)が当たれば、スタッフから電話がかかってくる、という趣向でした。色々考えますねえ。番号の頭が0(全員そうですね(^^;)、末尾が3の中から抽選。自分もそうだったのでドキドキしながら待ってましたが、当たりませんでした(^^;
・ 今日も外れました、ケータイ会員クジ。色々と抽選に当たったりしてますが、これは縁がないんですよねえ……。
・ そして今日も芝の整備、お疲れ様です。

・ 100試合出場、次は松原ですかねえ。剛臣の200試合も見たいんだよー!



●次の観戦予定
 1/29(日)13:00〜 トップリーグ第12節 ヤマハ発動機ジュビロ戦 ホームズスタジアム神戸
 今シーズン最後の神戸での試合です。いつも思うんですが、プレーオフ・日本選手権では地元開催の可能性がないって、納得できません。でもそれに出場できないのはもっと納得できないのですよ。どんな状況でこの試合を迎えることになるんでしょうか。


2012/1/9(月・祝) ジャパンラグビートップリーグ2011-2012 第9節 神戸総合運動公園・ユニバー記念競技場


●ユニバ。

 11時からの高専大会の決勝戦は行けませんでした。無念。
 今日はこの既設にしては実にいい天気で、風も弱く、出かけるには絶好の日和でした。

 ユニバは陸上トラックつきスタジアムなので、そこまでお気に入りでもないんですが、屋外スタジアムというのはそれでもいいものです(^^;


神戸製鋼コベルコスティーラーズ 27-31 リコーブラックラムズ

リコー
ブラックラムズ
前半 0 0 1 0 3 31
後半 4 4 0 0 28
    PG DG 合計
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 1 1 1 0 10 27
後半 3 1 0 0 17

Kick Off 14:00
観衆 3,847
レフリー 原田隆司(日本協会A)
アシスタントレフリー 細樅勇二(日本協会A1)・溝畑潤(関西協会)・坂平誠(関西協会)

マン・オブ・ザ・マッチ 河野好光(SO)

スコア等
 前半
  リコー 
25分 PG○河野好光
  神戸
 32分マパカイトロパスカ(山本大介○)、41分PG山本大介○
 後半

  リコー
 1分マア・ノヌー(河野好光○)、13分カウヘンガ桜エモシ(河野好光○)、31分横山伸一(河野好光○)、37分横山伸一(河野好光○)
  神戸 10分大橋由和(山本大介×)、16分松原裕司(山本大介○)、41分松原裕司(山本大介×)

出場選手
1平島 久照  2木津 武士 3山下 裕史 4伊藤 鐘史 5谷口 到 6橋本 大輝 7ジョシュ・ブラッキー 8マパカイトロ パスカ
9佐藤 貴志 10山本 大介 11大橋 由和 12ジェーソン・カワウ 13フレイザー・アンダーソン 14濱島 悠輔 15正面 健司
リザーブ
16松原 裕司 17安江 祥光 18林 慶鎬 19前川 鐘平 20アンダーソン ネーサン 21田邊 秀樹 22中濱 寛造
太字はキャプテン


●今日のスタンド

 
入れ物が大きいだけに、これくらいの入り入りだと寂しく感じてしまうのが困りものです(^^;



●試合


 前半は、自分も思いましたし周囲からも聞こえてきましたが、「地味な展開」でした。スコアも少なければ陣地の行き来も少なめなうえ、スクラムの組み直しとかが多かったから余計そう感じたのかもしれません。

 でも、個人的にはそれ以上に、東芝戦で痛いほど感じた勝利への意欲、目の前の相手に対する闘争心、そして何より、それらがチーム全体で意思統一されている感じがあまり伝わって来なかったのが気がかりでした。

 個々を見れば果敢にタックルも行ってますし、攻めてもいましたが、それらがうまく束ねられていないというか……。素人目には、そういう風に感じられました。

 そしてそれは、後半になっても改善されませんでした。対するリコーはギアを上げてきたので、前半以上に攻められている印象が強くなってしまいました。

 スコア的には紙一重な試合でしたが、リコーに押されっ放しで、まとまりと集中を欠いていたのでは、負けるのもむべなるかなと。

 負け試合ですから、痛かったプレーもいくつかあるものですが、中でも印象に残った人を三人。
 LO谷口到 あのシンビンは、さすがに話になりません。トライ後の相手WTBマーク・リーとPR山下裕史が小競り合いになってたんですが、そこに首を突っ込み、最後には倒れてる相手を(軽くではありますが)蹴る仕草。しかもシンビンでイスに座るとき、不貞腐れたように浅く腰掛け、渡されたグランドコートも着ようとしなかったし。激しいのとやんちゃと無思慮は違うというのを、いつになったら学んでくれるのか。好きな選手だけに、学習して成長して欲しいんですがねえ。今のままではさすがにダメです。
 No8マパカイトロ パスカ 痛恨のハンドリングミスが何度かありました。が、これに関しては彼が悪いというより、そうなるのが分かっているのに使い続けてはダメだよと。ここの観戦記でも過去何度も書いてますが、彼は元々ハンドリングはそんなに上手くなく、何試合も続けて出ていると、疲れか集中力の摩耗か、ハンドリングエラーが出るようになるんですよねえ。次節以降も先発を続けるようだと、同じ不安がつきまといます。一・二節、メンバー外とかリザーブスタートとかで切り替えれば戻るんですがねえ。

 SO山本大介 ダイレクトタッチキックが痛かった……。特に最後の、失点につながったやつは、蹴った瞬間にリコーサイドに「ダイレクト!」と指摘され、「あっ!」という反応してましたからねえ……。せめてそこでは、谷口ばりにふてぶてしくしてて欲しかった(^^;


 上記の選手もそれ以外はダメだったわけではないですし、他の選手もよく頑張ってましたが、中でも一人。WTB大橋由和選手、何度も痛んで交代か、という時もあったんですが、それでもこの体でガシガシタックルに行き、ほんとうに頭が下がります。ディフェンス時には最後尾から支持を出したりもしてました。攻撃でも、飛び抜けて足が早いわけではないんですが、状況判断力と思いきりがいいのかな、ここぞの所で今日も見事なトライを決めました。

 
 対するリコー。
 前半は押し気味ながらももたついてましたが、後半は文句なしに世界最高峰の選手、CTBマア・ノヌーの突破からのトライを皮切りに、後半だけで4トライを取りました。確かに何人も強力外国人選手はいますが、彼らに頼るのではなく、彼らを活用して勝つラグビーを構築しようとしているのを感じました。日本人でも今日のMOM、SO河野好光、インパクトプレーヤーでトライの嗅覚を持つWTB横山伸一とか、光選手はいました。いいチームになりつつありますね。
  

 神戸も負けはしましたが、ラストプレーで執念のトライを取り、4トライ&善戦ボーナスで勝ち点2は取れました。
 今年の神戸はいい時と悪い時の波が激しすぎます。東芝戦から上げてくるかと思いきや、今日のこの敗戦ですからねぇ。東芝戦の勝ち方からして、人材がいないわけではないんですが、メンタル面なのかなんなのか。
 今シーズンのリーグ戦は残り四試合、ヒート、ワイルドナイツ、ジュビロ、サンゴリアスが相手ですが、今の神戸だと、全勝から全敗まで、全部ありえますよ。なんとか上げて行って欲しいんですが。頼みますよ。



●おまけ
・ ユニバ名物、公園内の通路からスタジアム丸見えの図(^^;

・ 今日は試合前、神戸の選手によるボールの投入れはありませんでした。いつもやってるのがないと、おやという気分になります(^^;
・ コーロクンもお疲れ様。




●次の観戦予定
 1/15(日)13:00〜 トップリーグ第10節 Honda Heats戦 ホームズスタジアム神戸
 2試合連続でこんな試合したら許しませんよ。ったくもう。


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