---

ＳＵＤＡＮ―ＫＯＢＥＬＣＯ　ＣＨＡＲＩＴＹ　ＭＡＴＣＨ
ロシナンテス　0-63　クラシックスティーラーズ

クラシック スティーラーズ	前半	6	2	0	0	34	63
	後半	5	2	0	0	729
		Ｔ	Ｇ	PG	DG	計	合計
ロシナンテス	前半	0	0	0	0	0	0
	後半	0	0	0	0	0

Kick Off 11:35

出場選手（事前発表で予定されていた人です）
1．中道、平田　2．中山、弘津、石井　3．山下、清水
4．林　5．大八木
6．武藤、川上　7．杉本、小村　8．冨岡
9．萩本、堀越、今村　10．藪木、山北
11．増保、森藤、桑原　12．元木、高倉　13．吉田、神本　14．平尾（剛）、山中
15．綾城、伊藤（紀晶）
代表者：平尾誠二（神戸製鋼ラグビー部ＧＭ兼総監督）


●今日のスタンド
　クラシックスティーラーズの試合は確かに話題になってましたが、それで想像していた以上に多くの人が来ていました。後半が始まってから入りましたが、バックスタンドの真ん中辺りには座る場所が見当たりませんでした。自分は最近になってからのファンですが、昔からのファンが多いチームだと改めて実感しました。こういうのって、新しいファンでも嬉しくなってくるんですよねえ。



●試合について
　後半の途中からしか見れてませんし、15分ハーフですし、名前と顔とプレーが一致しない選手がほとんどですし、このスコアですし（OBとはいえ一般の人と対戦したら、そりゃあこうなりますわねえ(^^;）、詳細は省いて写真だけにします(^^;
　　
　コンバージョンはトライを決めた選手がドロップキックで、のようでした。背番号は皆レギュラー番号だったのかな？(^^;

　この試合のジャージは両チーム揃えて発注したんでしょうかね。おそろいで、懐かしのデザインぽくていい感じでした。
　今日のメンバーの中では数少ない現役を生で見た、元木由記雄や後藤翔太のプレーが再び見れて嬉しかったです。僕ですらそうなんですから、昔からのファンの人の嬉しさは相当なものだったでしょうねえ。自分もいずれはそうなるのかな(^^;

　今回はラグマガでおなじみの、スーダンで活動する医療NPO法人ロシナンテスのチームとのチャリティーマッチという枠組みでしたが、こういう企画は是非またやって欲しいです。

---

ジャパンラグビートップリーグ2011-2012　第８節
神戸製鋼コベルコスティーラーズ　22-19　東芝ブレイブルーパス

東芝 ブレイブルーパス	前半	0	0	0	0	0	19
	後半	3	2	0	0	19
		Ｔ	Ｇ	PG	DG	計	合計
神戸製鋼 コベルコスティーラーズ	前半	2	0	0	0	10	22
	後半	2	1	0	0	12

Kick Off 13:00
観衆　7,424
レフリー　平林泰三（日本協会A）
アシスタントレフリー　真継丈友紀（日本協会A1）・西村純（関西協会）・大森寿史（関西協会）
マン・オブ・ザ・マッチ　佐藤貴志（SH）

スコア等
　前半
　　東芝　なし
　　神戸　2分山下裕史（山本大介×）、22分ジョシュ・ブラッキー（山本大介×）
　後半
　　東芝　7分マイケル・リーチ（デイビッド・ヒル○）、35分宇薄岳央（デイビッド・ヒル×）、39分伊藤真琴（デイビッド・ヒル○）
　　神戸　18分大橋由和（山本大介×）、23分佐藤貴志（濱島悠輔○）

出場選手
1平島 久照 2木津 武士　3山下 裕史　4林 慶鎬　5清水 佑　6橋本 大輝　7ジョシュ・ブラッキー　8マパカイトロ パスカ
9佐藤 貴志　10山本 大介　11大橋 由和　12ジェーソン・カワウ　13フレイザー・アンダーソン　14濱島 悠輔　15正面 健司
リザーブ
16松原 裕司　17安江 祥光　18谷口 到　19スコット・マクラウド　20アンダーソン ネーサン　21田邊 秀樹　22中濱 寛造
太字はキャプテン


●今日のスタンド
　前半に見ていた印象では5千から6千くらいかなと思ってたんですが、後半になってそこから増えたように感じました。が、こんなに入るとは(^^;　旗の振られる感じでは、東芝の動員はそんなに多くなかったように思いましたし、神戸は今年、ここまで4勝3敗、勝って負けての繰り返しで決して調子がよくなかったので、そのへんシビアな神戸のファンはそんなに来ないのではないかと思ってたんですが。ま、全勝街道突き進んでたら一万越えてたでしょうが(^^;



●試合

　試合前は正直、勝つのは厳しいかもと思ってたんですが、キックオフ直後から目を奪われました。神戸の選手の動きが違う。気迫、接点で、ブレイクダウンの激しさが売りのはずの東芝を明らかに上回ってました。これだけ意思統一され、躊躇なく体を張り続けるディフェンスができるとは。皆が見たかった神戸の姿に、今年一番近付いてたのではないでしょうか。

　直前でSOからピーター・グラントが外れ、どうなるかと思いましたが、替わってスタメンに入った山本大介が堅く、冷静にゲームメイクしてました。そして、やっと機能しだした苑田右二ヘッドコーチの目指すムービングラグビー、細かくボールを繋いで横だけじゃなく縦にも出る姿が随所に見られました。東芝相手に素早い展開から接点の局面で一歩、体半分前に出るプレーを何回見たことか。この一歩が大きいんですよねえ。

　今日は両チームとも、自陣からでもあまり蹴らずに積極的に仕掛けてました。強気な気持ちと気持ちのぶつかり合いがスタンドまでビリビリと伝わってきて、観ていて引き込まれました。

　セットプレーが優勢だったのも大きかったです。スクラムは言うに及ばず、HOに木津武士が入ったラインアウトでも、モールでも、全く負ける気がせず、安心して見ていられました。先制トライなんて、あんなにあっさり押し切れるなんて思ってませんでしたよ(^^;　ブレイクダウンでも、めくり上げてターンオーバーするシーンがよくありましたし。よっぽどいい準備をしてきたんでしょうねえ。

　前半の2トライは相手ゴール前のモールを押し切って、後半の2トライはボールを動かして相手を崩し、スペースを突ききって。FWもBKもいい働きでした。
　特に強い相手とやる時のラグビーは、ディフェンスとFWの頑張りが必須条件ですが、今日の神戸は一試合を通してクリアできてました。最後の最後、勝ちが間違いなくなってから大きくメンバーを変えて2トライを許し、善戦ボーナスを与えたのは今後の課題ですが(^^;



●選手について
　こういう試合では皆よかったのは当然ですが、中でもSH佐藤貴志、マンオブザマッチを獲得したのも納得な、いい動きでした。前節のトヨタ戦の放送を見て、神戸のラグビーにフィットしてきたなあと思ってましたが、今日はそれを遺憾なく発揮してました。捌きのテンポが早くなった上にチームとしてのテンポに合ってたし、元々の持ち味である自分での仕掛けも随所に見られ、攻撃をうまくリードしてました。ディフェンスは元々いい人ですしね。


　橋本大輝、ジョシュ・ブラッキーのFLコンビは本当に頼もしいです。攻守ともに随所に顔を出し、下働きからアタックまで、骨惜しみない働きをし続ける。いい選手です。あ、こう書くとBKですが、WTB大橋由和も入れないとと思ってしまいます(^^;　トライを取ったランもよかったですが、タックルから密集での働きまで、さすがのプレーぶりでしたから。こういう選手が多ければ多いほど、チームとしてのベースの力は上がっていくんでしょうねえ。


　ピーター・グラントが欠場ならSOに入るのは彼では、とも思ったFB正面健司。FBとして外せなくなっちゃってるのか、今日もFBでした。見てませんが絶賛されてた愛媛のコーラ戦でのトライからこっち、皆が期待するセンスの塊のようなキレたランが出てくるようになった気がします。今日も何回か、「おおっ！？」と思うようなランがありましたし。これからの彼は目が離せません。


　すっかり13番に定着したCTBフレーザー・アンダーソン、三年目にして実に頼もしい選手になりました。BKにしておくのはもったいないような体格を生かしたパワフルなプレーが攻守にわたって見られました。日本のラグビー、ユニオンのラグビーに適合するのに時間がかかりましたが、それだけのプレーをしてくれています。来年フーリーが来たらどうするんだろう？(^^;
　今日の4トライ目の時も、彼の突破からのランが大いに効きました。パンツを掴まれても引きずりながら走り、止まっても倒れずにサポートを待つ。正直、SH佐藤貴志が到着するまでちょっと時間がありましたが、そこを待ちきれる強さはさすがです(^^;

　今日の山本大介のプレースキックはダメダメでした。いい時は神懸り的な成功率を見せる彼ですが、その日の一本目を外したら悪いままってこともあるんですよねえ。まあ、今日はその前、試合前のキック練習から出来がいまいちでしたが。軸足の左足首を痛めてたようなので、その関係もあるのかもしれませんね。
　
　最後にはキッカーが替わりました。セブンズ代表でもキッカーを務めた正面健司かなとも思いましたが、その時は足が攣りかけてて治療中(^^;　サッカー経験者のWTB濱島悠輔が蹴って、見事決めてくれました。後で写真を見直して驚いたんですが、……インサイドキック？　ラグビーのプレースキックでこの蹴り方をするのは初めて見ました(^^;


　東芝では、日本代表の若き柱になりつつあるルーキー、FLマイケル・リーチがやはり目立ってました。トライの時のランはFWのそれじゃありませんでしたし(^^;　新人王候補の最右翼と言われるのも納得です。



●勝ったー！
　
　正直、今日は勝てるなら、死闘とも呼べる接戦の末だろうと思ってたんですが、それどころではなく、勝つべくして勝ちきったという印象でした。なんでこれだけの戦いが出来るのに、序盤戦はもたついたんだろう(^^;　毎年のことですが、スロースターターなのか弱いのか、判断に苦しみます(^^;　頼むから、ここから連勝街道に入ってくださいよ(^^;

　ともあれ、本拠地のホームズスタジアムで格上のチームに勝つところ、初めて見ました(^^;　やはり強い相手に勝つのを生で見るのは格別です！(^^)/　これがあるからスポーツの生観戦はやめられません(^^;
　選手達もよほど嬉しかったんでしょうね、全員が終始ニコニコ笑顔で、クールダウンの場で再び円陣を組んだりしてました。こんなの初めて見ましたよ(^^;
　
　チーム状態が明確に上を向いてきましたが、今年のトップリーグは本当にどのチームも油断が出来ません。気を緩めることなく、一戦必勝でここからの後半戦も戦い抜いてもらいたいです。一喜一憂はつきものですが、前半で散々憂いた分、ここからは喜びの多いシーズンになって欲しいものです。

　試合後、外に出ると神戸新聞の号外発行車「めぐる君」が来ていて、今日の号外を配っていたのでありがたく頂きました。嬉しいじゃないですか。神戸新聞、大好きです(^^)



●おまけ
・　チームブースの方に、すっかり覚えてもらっちゃいました(^^;　movaの人というより、長い観戦記を書く人として(^^;　今まで特に積極的に宣伝してなかったので、嬉しいけどドキドキです(^^;　変なこと書いてないだろうな(^^;
・　その方に「文章書くお仕事ですか？」と尋ねられたのは嬉しかったです(^^　そうだったら素敵なんですが、現状そっち方面には縁がなくて(^^;
・　 JRFUのスタンプラリー、今回でまだ4つ目ですが、今年は6つで招待券に加えてキーホルダーボールも貰えるんですね。楽しみです^^　そういや去年もピンバッジ貰ったなあ。
・　シェイクハンズ、クラシック戦が終わってから急いで並びましたが、キーホルダー配布には間に合いませんでした。間に合った人は試合見ずに並んでたのかな。なら仕方ない(^^;
・　てことは次節のシェイクハンズも厳しいかな。高専の試合中だったら諦めよう(^^;　果たして今年、キーホルダーを手に入れる事が出来るんだろうか(^^;

・　今日のタマノイ酢カードはLO大窪光・FL前川鐘平両選手でした^^
・　ホムスタの北側のビジョン、一部表示がおかしかったです。一緒に観戦した友人に尋ねるとサッカーシーズンはなんともなかったそうですが。次の試合までには直ってるかな？
・　東芝のチーム紹介映像、さすがというか硬派で格好よかったです。いいなあ。
・　今日の東芝は水色のセカンドジャージでした。赤いのにも慣れましたが、東芝はこっちがいいなあ(^^;
・　キックオフ時のファンファーレ、やはり要らないです。プレーに集中しにくい(^^;
・　今年のホムスタでのハーフタイムイベントは、ホムスタサプライズではなく、レッドクローズキャンペーンで行くようです。今日は花園出場のために来ていた仙台育英の選手達がプレゼントボールを投げ込んでくれるというものでした。選手達も照れくさかったろうなあ(^^;　でも、これで仙台育英に対する親しみはぐっと上がりました^^

・　今日来ていた花園出場校は仙台育英だけだったのかな？　なんか、四日市農芸らしき緑と黄色の集団を見た気がするんですが(^^;
・　この試合は地上波のMBSでも（高校ラグビーのアピールも兼ねて）深夜録画中継があったんですが、そこでMBSのアナウンサーとともに大畑大介氏も出てきました。もちろん、ここでの人気は抜群です^^ 半年テレビに出まくって、喋りも上達してきましたね(^^;

・　グランドキーパーの皆さん、いつもお疲れさまですm(_ _)m

・みんな大好き東芝のLO大野均、今日も激しく体を張ってましたが、一番目立ってたのは脱げた靴を取りに行くところでした(^^;

・　帰りにチームテントに寄り、買い忘れていた来年のカレンダーを購入。壁掛けと卓上をセットで買うと、プレミアム会員なら2000円だったので、迷わずセットで(^^;　今年はセカンドジャージもそうでしたが、黒ベースなんですねえ。


・　おまけのおまけ：新長田の鉄人(^^;　アジアイベントをやってたので、帰り道にちょっと覗いてみました(^^;

---

●次の観戦予定
　1/9（祝・月）14:00〜　トップリーグ第9節　リコーブラックラムズ戦　兵庫神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
　行きますが、この時期のユニバって寒いんですよねえ……(^^;　この開始時間からお分かりのように、前座試合もあります。定番になってきましたが、高専大会の決勝ですね。なので、二試合に耐えられる格好で行かないと(^^;