元々はシーズン終了の「2010-2011ファンクラブ感謝イベント」でしたが、今月11日に起きた東北地方を震源とするマグニチュード9.0の大地震、それによって引き起こされた津波をはじめとする一連の震災を鑑みて、中止も視野に入れて検討した結果、この形での開催となったそうです。
3月19日（土）開催のファン感謝イベントにご当選された皆さまにお知らせ（コベルコスティーラーズ公式）
1995年に震災を経験している神戸ならではの形ですよね。ファン感謝イベントのままだったら行ってたかどうか分かりませんでしたが、それならばと行ってきました。
震災関係の募金、今回の震災だけでなく、その前のニュージーランド地震のものもやっていたのがいかにもらしくてよかったです。
ただ、報道機関の方もいるだろうとは予想してましたが、テレビカメラが少なくとも二台来ていたのは予想外でした。テレビカメラが回ってるところで募金箱にお金を入れるのは恥かしかったので、その時は逃げました(^^;
イベントは、冒頭に平尾誠二GM兼総監督の挨拶、そして被災地への言葉の後に黙祷という形で始まりました。今回のチャリティーでは、参加費の一部と集めた義援金で買った分と選手が持ち寄った防寒着を、JOCを通じて被災地に送ると言うものだそうです。有効に生かされてくれればそれでいいです。このあたりまでは各報道機関の方が本当に目立ってました。黙祷時のカメラのシャッター音の大きさったら。こういう機会にメッセージを発信する事も大事ですからねえ。
確かに今現在の最大の関心事ですし、チーム・選手の関係者、ファン同士の縁者の安否などの情報交換も普通にしてましたが、決して地震の話題に終始していたわけではありません。なんといっても元々はファン感謝イベントですから、今日も進行役に吉本エージェンシーから芸人さんが来られてました。被災地の外の者はまず、元気でいないといけませんからね。
それでも当初予定していたアルコール飲料の提供はとりやめたそうですが（僕的には予定されていた事が驚きでした(^^;）、あとは楽しい場でした(^^)
平尾氏の次には苑田右二ヘッドコーチの挨拶が。来期、他のチームが今シーズンより5％から10％力を伸ばしてくるだろう所で、神戸は今季の到達点をベースに、そこから10％から20％力を伸ばし、優勝したいと語っていたのが印象的でした。
そして、まずはしばらくの間、選手がファンの中に混じっての歓談。本当にフリーなので、ファンに捕まりっぱなしの選手もいれば、選手同士で話しこんでる人もいたりして、いつもの試合会場の光景のもっとフランクな感じでした。伊藤鐘史選手、気配り上手でした。伊藤剛臣選手、相変わらず元気でエネルギッシュでした(^^; とにかく前から思ってますが、選手同士の仲がよく、ファンとの接し方も紳士的で非常に好感度が高いんですよねえ。ラグビーの社会人スポーツという特性、今のメジャーになりきれない人気度などが関係しているのかもしれませんが、この距離感・空気、大好きです(^^)
そして選手・来場者をA〜Hの8つのグループに分けてゲーム大会が。全員参加のイベント、色々考えてきてました。ピンポン球リレー、ジェスチャークイズ、三段階の写真での選手当てクイズ。だんだん会場が暖まるというのか、遠慮がちだった空気が段々盛り上がっていき、楽しかったです(^^)
最終的には自分のいたグループが優勝(^^)/（リーダーを務めた山内雅延選手の頭の回転、発想力には舌を巻きました。凄いや。おかげで勝てました(^^;）、商品としてタマノイ酢のすしのことエビチリを頂きました(^^)/ ……料理しろって事ですか(^^;
最後にはまだ退部者の発表ができていないため、現時点ではっきりしている大畑大介選手が挨拶し、
その後平島主将の挨拶で閉会となりました。
最後には、選手全員によるアーチでファンを送っていただきました。その際、イベント中に提供できなかったアルコール飲料がお土産として手渡されました(^^; 個人的には、ここでようやく募金をすることができました(^^)
これまでこの手のイベントは、知り合いもおらず一人だけで参加というのがなんか気後れして、行ってなかったのですが、今回は日本選手権準決勝まで進んだ、そしてその試合の神戸コールがこれまでになく熱かった余勢をかって申し込んだんですが、選手との触れ合いはもちろん、ファン同士でも新たに何人かお知り合いになれましたし、行ってよかったです。
チームとしても、被災地を支援するチャリティーはむしろこれからが本番でしょうし、春の練習試合でも一般のファンに向けて、何かやってくるはず。僕も、チームの応援とともに、協力できる事はしていきたいです。
