2010/2011シーズン
12月




2010/12/30(木)
KOBELCOスポーツスペシャル 第90回全国高校ラグビー大会 2回戦 (近鉄花園ラグビー場 第1・第2・第3グラウンド)


●寒い

 毎年高校の花園大会は年末年始にあるので、関心はあっても動けなかったんですが、今年は色々な要素が絡まり合った結果、思い切って行ってみることにしました(^^)/
 今日の最初の試合は朝9時開始なので、それに間に合うようにウチを出ると、最寄り駅に着いた時点でもまだこんなでした(^^;



 近鉄に乗り換えた途端、高校生ラガーがぎっしりで、花園大会やってるんだという実感が急に沸いてきました。子供とお揃いのグランドコートを着た父兄軍団もいましたし(^^)/
 花園に着いてみると、トップリーグの時は見たことがないゲートが(^^; 出店の数も多いし、やはり全国大会ともなると扱いが違いますね(^^;


 一日券を1000円で購入し、まずは最初の試合が行われる第三グラウンドへ。人の波がすごい。熱心な人が多いですね。超地元の大阪朝高が出るというのもあるんでしょうが。



※今日は3会場合わせて16試合も行われており、途中あっちこっちをうろうろしたりしてましたので、グランドごとにまとめます。観戦記になってないものもありますが(^^;


●第1グラウンド
 いくら千円で全試合観放題だとはいえ、年末も近いこの時期にこんなに入るとは思ってませんでした。瞬間最大ではメインとバックのスタンド、ほぼ埋まっていたのでは(^^; 恐るべし、高校ラグビー。なんで毎日は序盤の試合放送なくしたんだろう(^^;



新潟工(新潟)13−48 東福岡(福岡第1)

 やはりディフェンディングチャンピオン、強いです。特にFBの藤田が去年よりさらにスケールアップしていたのに感心しました。それでも圧倒的ワンサイドにならなかったのは、東の不調もあるのかもしれませんが、新潟も心が折れずに戦い続けたからだと思います。


大阪桐蔭(大阪第2)12−7 佐賀工(佐賀)

 伏見の試合を見たかったので、こちらはちょっと見ただけなんですが、こんな接戦になるとは。確かに力の差はそんなにないだろうとは思ってましたが。戻ってきた時にラストワンプレーだけは見ました(^^;


関西学院(兵庫)36−10 日本航空石川(石川)
 スタジアム前の関学ののぼりがある近くを通りかかったら、応援ボード兼ハリセン(^^;、頂いてしまいました(^^;

 今日はともにセカンドジャージですね。関学のセカンド、好きなんですよ(^^;
 事前情報で強力FWと言われていたのでどんなものかと思ってましたが、確かに強い。序盤にFWの密集から押し込んだトライを連取して、試合の主導権を握りました。

 パワーだけでなく、ボディーバランスのいい走りで石川ディフェンスを切り裂いたり、うまさと力強さを感じる試合ぶりでした。

 そしてタックルもいい。前評判通り強力なトンガからの留学生をしっかりターゲットを絞って止め続けてました。選ばれた時は正直驚きましたが、Bシード校の看板に偽りなしでした。

 前半の終わりごろに「一転、空が掻き曇り」と言いたくなるくらいにわかに空が暗くなり、強い風が出てきました。そして天気予報で分かってはいましたが、雨が降ってきました……。

 この時期の雨はきついです。しかも風が強いから横から降る形になり、メインスタンドの屋根がある上の方に避難しても全く意味がありませんでした。大丈夫な中の方はとっくに埋まってて入り込む余地はありませんでしたし。それでなくてもメインとバックは8割から9割の入りという、トップリーグでも見たことがない盛況ぶりだったんですから。

 色々うろついた挙句、覚悟を決めて秋口のようにポンチョを装着し、後半はガラガラの前の方で濡れながら観戦しました(^^;
 石川も意地を見せて2トライ返しましたが、関学が押し切りました。正月越えおめでとう!



長崎北陽台(長崎)15−17 慶應義塾(神奈川第1)

 雨で凍えてて、写真やメモ以前に身動きが取れなかったのでそのまま見てましたが、カードから想像していた通り、いやそれ以上の好試合を繰り広げてました。どちらもよく攻め、よく守り、勝利に対する意地と熱意がぶつかりあって、実に見応えがありました。これでもっと天気が良ければなあ……(^^;
 人と合流していたため、雨も上がった後半はノーサイドの瞬間しか見れませんでしたが、最後の最後までどうなるか分からない死闘だったんですねえ。
 仮に天気がよくて合流がなくても第三グランドに行ってただろうから、どのみち見れてなかったな……orz



仙台育英(宮城)17−38 国学院久我山(東京第2)
 試合前は拮抗した好ゲームなるのではと期待してたんですが、予想外のワンサイドゲームになってしまいました。キックオフから仙台育英のミスに乗じた一気のノーホイッスルトライはともかく、仙台育英はその後もなんというか、戦いぶりに統一感を欠いた、どこかちぐはぐな感じでした。

 噂のローリング・モールがどんなものか見るのを楽しみにしてたんですが、その一端は見えましたが、発動しかけた瞬間に久我山ディフェンスが潰していたのであまり効果を発揮することは出来ませんでした。久我山、しっかり研究して準備してきてました。FWの圧力でやや負け、BKに展開してもしっかり囲まれて断ち切られては、仙台育英、厳しいです。久我山にしたらしてやったり、なんでしょうねえ。

 仙台育英も勝負は決してしまった残り10分ほどになってから吹っ切れたのか、やっとまとまった戦いぶりを見せ、3トライを奪う反撃を見せましたが、届きませんでした。
 つくづく、ラグビーはメンタルが重要なチームスポーツだと改めて実感しました。




●第2グラウンド
 いつ見てもグランドは綺麗ですが、スタンドがあまりにも少ないですよねえ(^^;



青森工(青森)7−55 国学院栃木(栃木)
 
 少ししか見てませんが、栃木、強かったです。栃木が有利かなとは思ってましたが、こんな大差がつく試合になるとは思ってませんでした。


正智深谷(埼玉第1)41−5 若狭(福井)
 
 試合の序盤しか見れませんでしたが、正直、力の差はある、という印象を受けてました。若狭も集中したいいプレーをしてましたが、だからこそ余計にそう感じました。


流経大柏(千葉)53−0 鹿児島実(鹿児島)

 関学の試合を見ながらちらと見えましたが、試合そのものは見てませんm(_ _)m

黒沢尻工(岩手)15−25 尾道(広島)
 見てないので何も言えませんm(_ _)m

石見智翠館(島根)5−31 深谷(埼玉第2)

 見てないので何も言えませんm(_ _)m


●第3グラウンド
 この大会の時だけ有料化するので、グランドのぐるりを白いテントで目隠ししてました(^^; 大変だ(^^;
 そしてここ、基本的にいつ見ても観客が溢れ返ってました。関西の有名校が多く出るんだから、当然といえば当然ですが。




福岡(福岡第2)12−48 大阪朝鮮高(大阪第1)

 試合前の儀式がある学校ってなんか格好いいというか、燃えます(^^)/

 そしてやっぱり朝高は強かった。福岡高校のBK陣は力強いけど、朝高も負けてないし、FW戦やプレーの精度はさすがに朝高が勝ってました。ブレイクダウンの激しさといい、鍛えこまれてるなあと。


伏見工(京都)70−5 木本(三重)

 やっぱり伏見は人気があります。第三グラウンドがぎっしりになってました。
 

 そしてやはり強い。展開ラグビー、見てて面白かったです。


明和県央(群馬)14−24 秋田工(秋田)

 一気に観戦する人、減りました(^^; 開始から10分ほど見た感じでは五分の戦いと感じましたが、それに近い最終スコアになってますね。

東海大仰星(大阪第3)71−5 大分舞鶴(大分)
 見てないので何も言えませんm(_ _)m

札幌山の手(南北海道)19−27 常総学院(茨城)
 見てないので何も言えませんm(_ _)m

桐蔭学園(神奈川第2)81−10 岡谷工(長野)
 後半から見ましたが、予想通りというか大差がついてました。
 やはり注目していたのは桐蔭の竹中・松島の超高校級コンビです。ともにらしいトライが見れて、凍えながら観戦した甲斐がありました(^^;


 それにしても桐蔭は強い。Aシード、優勝候補は伊達じゃありませんね。

 でも、そんな桐蔭を相手に岡谷も意地を見せました。試合終了前にトライを決め、それどころか速攻でコンバージョンを蹴り(ドロップキックだったかな)、もう一トライを狙いに行ったのには感心しました。しかもそこで取りきるし。素晴らしい健闘を見せてくれました!

 こういう「魂」が色濃く見えるのも、高校ラグビーのよさだと思います。プレーしてる高校生にしたら無責任極まりない言い方かもしれませんがm(_ _)m
 
 でも本当、来てよかったです。



●全体を通して
 昼過ぎの雨がなければ、もうちょっとあちこち見て回れたんですがねえ(^^; あれで自分の行動が止まってしまいました(^^;

 でもそれとは逆に、初めての花園大会観戦で思いましたが、気になるカードがあっちでもこっちでも行われている状況で、それぞれをちょっとずつつまみ食い観戦するのは贅沢気分満載ですが、ラグビー観戦としては非常にもったいなかったです。これと思った試合にじっくりと集中した方がよかったなあ。特に思い入れのあるチーム以外だとどれにするかほぼ同じ条件で悩みますが、それでも絞り込むべきでした。次来ることがあれば気をつけよう。
 これよりスケールは小さいですが、以前サニックスワールドユースを観戦した際にも同じことを感じたはずなんですけどねえ(^^; すっかり抜けちゃってました(^^;
 あと、カイロはあった方がよかったかと(^^;


●おまけ
・ 花園入り口のゲートの根元にはこんなポスターが。花園をワールドカップの会場にキャンペーンのマーク、できたんですね(^^;

・  スタジアム前広場では、無料で温かい飲み物もふるまわれてました。トイレが近くなりそうだったのでもらいませんでしたが(^^;

・ 第1スタンドの正面コンコースでは、Jスポーツが3会場同時中継(3つのチャンネルを並べて見せる(^^;)をやってました。これはいい! でも、せっかく現場に来てるんだから、生で見たい気持ちも強いしな……(^^;

・ 朝から何も食べてないので、ここに来たらこれでしょうということで、ラグビーまん(300円)。やっぱり寒い時期にはこれです(^^)/

・ 高校の大会は初めて来たので、記念に関西学院のストラップ(500円)を買いました(^^)/ ストラップってすぐ壊してしまうんですが、どれくらいもつかな(^^;

・ スタンドを見ていると、花園に出場していない学校もかなり来ていたようですね。この時期に合宿するならここがベスト、ってことなのかな。見取り稽古的には全国大会は最高の教材でもありますし。
・ 第1グランドのメインスタンド下にある食道、前から気になってたんですが時間がなく、今日初めて行ってみました(^^)/ メニューは一番気になってたトライカレー(700円)!

・ 第一グランド前広場にはこんなでっかいラグビーボールも(^^;

・ 全試合の観戦を終えて帰ろうとしていたら、スタジアム前広場でなんかゆるキャラが大集合して体操しようと呼びかけてました(^^; もう疲れてたので帰りましたが、色々やってるなあ(^^;

・ 最寄り駅に帰ってきたら、みぞれが降ってました。なんてこったい……。


●次の観戦予定
 年明けの高校ラグビー、可能性はゼロじゃありませんが、正直低いので書かないでおきます(^^;

 1/9(日)13:00〜 トップリーグ第12節 神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs. 豊田自動織機シャトルズ ホームズスタジアム神戸
 リーグ戦の最終節。降格が決まった相手ですが、最近のスコアを見ると、そこまで楽勝でもないかなと。トップリーグ土産にふさわしい戦い方を示して欲しいです。


2010/12/25(土)
ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第12節 (ホームズスタジアム神戸)


●寒い

 今日は寒かったです。
 12月末だから当たり前といえば当たり前なんですが、この週末にかかるあたりから急に冷えてきたので、体と心が順応しきれてなくて。さらに今日は風も強く、時折小雪もちらつく天気でした。後ろの二つは屋内競技場であるホムスタには無縁ですが、寒さはその分割り増しなんですよねえ(^^;

 今日も試合開始二時間前の11時ごろに到着しましたが、さすがに先週よりは人出が少なかったです。そしてチームテント、神戸の隣にサントリーのテントが。花園では当たり前の光景ですが、ここでは珍しいです。


 神戸のケータイ会員のポイントが200貯まったので、ポスターカレンダーと交換してもらいました(^^)/ 格好いいですが、今の住まいは賃貸なので貼る場所ないんですよねえ(^^; 去年も同じこと思ったっけ(^^; ちなみに300ポイント貯まればチームグッズとのことでしたが、今からでは届かないので断念。てかどうすればそんなに貯まるんだ(^^;


 今日も大畑パン(ポポフ)の特別販売、ありました。今日はサンドイッチが二種類でした。両方欲しかったですが、ここのは皆さん欲しいでしょうから、一つだけにしておきました(^^;


 そして今日は25日、クリスマスということで、メッセージツリーがありました。11時過ぎでこれですが、試合前はどれくらいになってたんだろう(^^;



神戸製鋼コベルコスティーラーズ 42-44 サントリーサンゴリアス

サントリー
サンゴリアス
前半 3 1 1 0 20 44
後半 4 2 0 0 24
    PG DG 合計
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 3 3 2 0 27 42
後半 2 1 1 0 15

Kick Off 13:00
観衆 4,756
レフリー 平林泰三(日本協会A)
アシスタントレフリー 真継丈友紀(日本協会A1)・落田佳宏(関西協会)・大森寿史(関西協会)

マンオブザマッチ 日和佐篤(SH)

スコア等
 前半
  サントリー 
16分トッド・クレバー(ライアン・ニコラス○)、22分小野澤宏時(ライアン・ニコラス×)、32分PGライアン・ニコラス○、39分日和佐篤(ライアン・ニコラス×)
  神戸
 0分ピーター・グラント(ピーター・グラント○)、11分PGピーター・グラント○)、19分ピーター・グラント(ピーター・グラント○)、25分PGピーター・グラント○、35分ジョシュ・ブラッキー(ピーター・グラント○)
 後半
  サントリー 
14分平浩二(ライアン・ニコラス○)、27分成田秀悦(ライアン・ニコラス×)、29分小野澤宏時(ライアン・ニコラス○)、32分有賀剛(ライアン・ニコラス×)
  
神戸 17分PGピーター・グラント○、36分ジョシュ・ブラッキー(ピーター・グラント×)、40分大畑大介(ピーター・グラント○)

出場選手
1平島 久照 2松原 裕司 3山下 裕史 4林 慶鎬 5谷口 到 6橋本 大輝 7ジョシュ・ブラッキー 8伊藤 鐘史
9猿渡 知 10ピーター・グラント 11フレイザー・アンダーソン 12山本 大介 13今村 雄太 14大畑 大介 15濱島 悠輔
リザーブ
16村上 正幸 17安江 祥光 18植村 始 19パスカ・マパカイトロ 20佐藤 貴志 21大橋 由和 22小笠原 仁 

太字はキャプテン


●試合前
 開門は11時30分(先行入場は11時15分だったはず)でしたが、特に気にせず11時40分位までテント付近をうろうろしてから中に入りました。それでも個人的にホムスタで一番好きな席に座れました(^^)/ 今日来れるかどうか分からないと言っていた知人からも連絡があり、その後普通の時間に来場して無事合流(^^)/


 今日は大畑大介が久しぶりにWTB、定位置の背番号14で出るということで、こんなジャージが出てました。ファンも嬉しいんですよねえ。


 サントリーのGM兼監督のエディー・ジョーンズ氏が神戸のFWコーチ、スティーブ・カンバランド氏と結構長い間話しこんでました。その後平尾誠二氏らの神戸スタッフとも歓談。こういう交流が見れるのは、早めに来場した者の特権です(^^)/
 

 試合前のチアパフォーマンスとして、おなじみのエレコム神戸ファイニーズの皆さんが踊ってくれました。が、今日はお嬢さん達よりもその隣でノリノリで踊りまくっていたスーパーウィング(ホームズスタジアムのマスコット)に目を奪われてました(^^;

 その後メンバー紹介の際にも踊ってましたが、このダンス、今月から始まったコーロクンダンスだったんですねえ。今日気付きました(^^;


 今日初めて見たサントリーのPVは、試合映像を暗めのモノトーンで統一し、その中でサンゴリアスジャージのイエローだけをカラーにしたもの。黄色がすごく目に鮮やかで格好よく、印象的なムービーでした。この処理、手間かかってるだろうなあ。だからか、演出的にはストレートでした(^^;


●今日のスタンド

 プレーオフの目が消えたからか、クリスマスと被ったからか、ホームズでの神戸の試合と考えると、さすがに少なかったですね。ラグビーの盛り上がりを考えると、この条件なしに五千人を割ったら少ないと言えるくらいになって欲しいものです。



●試合

 試合開始早々に神戸が先制しました。サントリーゴール前でFL橋本大輝のインターセプトからSOピーター・グラントがトライ。スパッと相手の虚を突いたような感じのトライでした。強豪相手にいい立ち上がりです。

 試合が始まって早々に感じましたが、神戸のディフェンスが先週の三洋戦と比べ、この一週間でかなり向上してました。しっかりタックルに行って強い相手にも絡みつき、抜かれかけてもバックアップが食い止める。正直、特にFB濱島悠輔のディフェンスは不安だったんですが、彼なりに精一杯体を張ってました。
 ディフェンスに関しては、もうヤマハ戦の頃とは別のチームと言ってもいいでしょう(^^; 社会人でもわずか一週間でここまで整備できるものなんですねえ。それと連動するんですが、ボールを奪取するターンオーバーも多くなってました。いいぞ、この調子でどんどん成長してくれー。


 神戸がPGを加えて10-0とした辺りからサントリーもスイッチが入ったのか、圧力が増してきました。けど、それと同時にサントリーの反則も目立ってきました。平林泰三レフリーの笛にアジャストできてませんでした。特にオフザゲートの反則が多かったなあ。今日はともかく神戸も人のことは言えません(^^;が、レフリーの笛にいち早く対応できるのも、強いチームの条件の一つですよねえ。

 それもあって、前半はほぼ互角ながら、神戸が主導権を握り、リードを保ちつつ進んでいきました。神戸としては狙い通り、サントリーとしてはやや思惑違いの展開だったでしょうね。サントリーの方が地力は上だとしても、そこまで差がないのはお互い分かってたとは思いますが。まあ、そうはいっても前半でお互い20点以上を取った殴り合いの試合ではありました(^^;


 特に前半で見応えがあったのは、サントリーWTB11小野澤宏時と神戸製鋼WTB14大畑大介の日本代表キャップ58同士のマッチアップでした。
 小野澤がいい感じでボールを受け取って加速し、このままトライになるかという時、必ずはるか後方から大畑がありえない加速で猛追してきて倒してました。一回目は見事にタックルが決まり、二回目は小野澤が粘りきってぎりぎりでトライを決め、三回目は振り切りかけたところを大畑の必死のアンクルタップで小野澤のバランスを崩して阻止と、本当に見応えがありました。観戦ポジション的にも目の前で、こんな背筋がゾクゾクするような対決を何度も目の前で目撃できて幸せでした。


 今日も神戸製鋼SOピーター・グラント、良かったです。ウィンドウマンス直前あたりからぐんぐんよくなってきてます。プレースキックも当たり前のように決めるようになってます。

 対するサントリーのキッカー、CTBライアン・ニコラスのキックは今日はイマイチ不調でした。難しい角度を決めたりもしてましたが、そうでもないのを何度も外してました。



 後半は一転、スコアの動かない締まった展開になりました。その中で次第にサントリーが支配権を取り、ほとんどの時間を神戸陣で戦うことになりました。
 そして防戦一方ではもたないのはラグビーの常。今日も今年の神戸の課題が出ました。後半20分過ぎから疲れてきたのか動きが鈍り、サントリーが三連続トライ。特にWTB成田秀悦のはともかく、小野澤にぶち抜かれたのと、先週の三洋戦の前半と同じくディフェンスが寄りすぎて大外ががら空きになり、悠々と飛び込まれたFB有賀剛のは痛かった。


 逆に後半の大半の時間を、神戸はボールを持って攻めることが出来ませんでした。基本的にサントリーがキープし続けてましたし、やっとボールを持ってもすぐにミスが出たり、キックしたらそのまま相手のものになってしまったりで、すぐ奪われてました。試合後の会見でも反省の弁が出てたようですが、ここをなんとかしないと。せっかくボールを持ったらいい感じで攻められるようになってきつつあるんですから。


 そんな苦しい展開だったのが、残り5分になって、小競り合いを経てSHジョージ・グレーガンがシンビンになったあたりから開き直ったように攻めだせました。相手が少ないと逆に点が取れないんじゃなかったのか神戸(^^; リコー戦の最後でもそうでしたが、皆のスイッチが入った状態でボールを持って攻めた時の攻撃力は、かなりのものになりつつあります。一人少ないとはいえ、サントリーから五分で2トライ奪えたんですから。これから先の成長に期待してもいいのではないかと。

 結果的には2点足りずに敗戦となってしまいましたが、その2点は後半36分のピーター・グラントのコンバージョンがバーに蹴られて外れたものですから、本当に紙一重でした。くぅぅ、残念!


●大畑大介
 今シーズン、間違いなく神戸で最も注目されている大畑大介選手。今日もいつもと同じく、いや、いつも以上にあらゆる場面で出色の働きを見せ、体を張りまくってました。見ていて震えがくるくらい、気迫溢れるプレーぶりでした。特に小野澤との対決が目立ってましたが、それ以外の局面も、80分間フルにやりきってました。

 今日最後のトライシーンでは、サントリーゴール前でボールを展開している中で、逆サイドからやってきて状況を窺っている姿から、既にトライを取るオーラが出てました。ええ、それはもうはっきりと。そして見事に得意の瞬間の加速を活かしてトライを取りきりました! が、その際、サントリーのディフェンスの圧力に、右肩が……。

 残念ですが、もし最悪これで大畑が骨をやっていて、このまま引退になったとしても、彼が常に言っていたように毎試合毎試合、これが最後になってもいいように出し切っていた中で、小野澤とあれだけの勝負を繰り広げ、最後の最後に大畑らしいトライを決めたわけですし、前節までの攻撃面でどこか不完全燃焼だった状態のまま、ずるずると全試合が終わって引退となっていたよりはるかに良かったのではないかと思います。
 もちろん軽傷で済んで、ワイルドカード争いや日本選手権に出てきてくれることを願って止みませんが。少しでも多く、彼のプレーを見ていたいですから。

 今年の大畑は引退宣言をしてからこっち、常に「毎試合全力でプレーし、壊れたらそこまでのものだ」みたいなことを言ってますたが、その言葉に一片のポーズもないことは、プレーを見ていれば分かります。ラグビーを続けているのはファンが応援してくれるから、とも言ってますが、見ていると、それ以前にラグビーが心底好きで、そんなラグビーと自分を裏切れないから全力でやっているのかな、とも思います。恐らく、大畑にとってはそれはあまりにも当たり前のこと過ぎて、いちいち言うまでもないことなのではないかなと。

 なんにせよ、少しでも早い回復を願います(-人-)



●戦い終わって
 神戸製鋼、確実に強くなってきてます。トップとの差はまだありますが、覆せないことはない程度のところまで来ているかなと。ただ、足りないのは経験、いや、それ以上にメンタル面でしょう。俺達はやれる、勝てると信じきり、どんな局面でも冷静さを失わずにプレーする。それさえできれば上位相手に後一歩が及ばない試合を三試合連続でやるなんてことはないでしょう。それはほんのちょっとした薄い壁だと思うんですが、何かきっかけを掴まないと破れない、そういうものでもあります。早く破ってくれ……。

 もちろん個々を見れば足りないものはいくらでもありますし、全体としても特に後半の後半に足が止まる(これはもう、今季は改善はできないでしょうが)というものはありますが。
 ともあれ残る一試合を経てワイルドカード争い、そして日本選手権へと、ブレイクスルーしてくれることを、一ファンとして願って止みません。もっと強い神戸を見たいんですよー!(^^;



●おまけ
・ 今日はキリンの協賛で、缶コーヒーFIREの先着プレゼントがありました。で、ここの呼び込みは後藤翔太。今でもチーム一のSHは彼だと思ってます。出番はまだかー!

・  今日の寒さで、タマノイ酢さんもホットドリンクを販売してました。いつも大量に買って持ち帰る僕は買いませんでしたが(^^; というかスタッフの女の子達、寒さで飛び跳ねながら呼び込みしてました。お疲れ様です(^^;
・ 今日はこれだけ買って、カードもたくさん引きました(^^; ちなみに新規ゲットしたのはコーロクン、森田恭平、苑田右二、田中渓介、大橋由和、今村雄太でした(^^)/ ちなみに一番被ってるのは山下裕史の3枚(^^;

・ オフィシャルグッズコーナーで、手袋売ってるのを見つけて思わず購入。1500円なり(^^; 以前買ってたんですが、紛失してしまってたんですよねえ。毎年商品は入れ替わってるのであるとは思ってませんでした。いやあ嬉しい(^^)/ 確かに安くはないですが、僕は普段は軍手のみで、オシャレ手袋は持ってないのでまあいいかなと(^^;

・ ゴール裏にはこんな横断幕が(^^)/

・ 試合前のテントでも見かけたんですが、このお子さんには衝撃を受けました。すごい……! お父さんの手作りだと漏れ聞きましたが、クオリティ高すぎです。脱帽m(_ _)m

・ 試合前のサインボール投げ入れ、すっかり他人事だと思ってたんですが、隣の知人の所に飛んできて、頂いてしまいました(^^; このサインはマパかな。そして裏にはメリークリスマス(^^)/
 
・ いつもいつもお疲れ様です。芝を整えてくれてありがとうございます。

・ 今日のホムスタサプライズは、クリスマスプレゼントでした。ラグビースクールの少年少女たちがグランドのぐるりに立ち、両手に持ったプレゼントをスタンドに投げ入れるというもの。子供達がえらい勢いで群がってました(^^; 近くに飛んできてたのを見ると、神戸のTシャツでした(^^)/

・ コーロクンはいつもと同じでしたが、そばのスタッフの方はクリスマスモードでした(^^;

・ 試合後のサイン会はいつもと変わらず。大畑が試合終了を待たずに出て行ったため、並んでる人も少なめで、場内アナウンスも早々に閉門のお知らせを流してました。

・ 会場を出がけに全国ジュニア大会のチラシが配られてました。高校大会の中日に開催される中学レベルの大会です。だから花園は遠いんだって。年末もいいところだし(^^;



●次の観戦予定
 12/30(木)9:00〜 全国高校ラグビー大会二回戦 近鉄花園ラグビー場
 全国高校ラグビーは毎年年末年始で厳しいんですが、初めて見に行きます(^^)/ ただ、いい加減年の瀬なので、観戦記(書くんかい(^^;)は年明けになる確率が高いかと(^^;

 1/9(日)13:00〜 トップリーグ第12節 神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs. 豊田自動織機シャトルズ ホームズスタジアム神戸
 リーグ戦の最終節。降格が決まった相手ですが、最近のスコアを見ると、そこまで楽勝でもないかなと。トップリーグ土産にふさわしい戦い方を示して欲しいです。


2010/12/19(日)
ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第11節 (ホームズスタジアム神戸)


●12月になれば

 サッカーが終わるため、神戸製鋼の本拠地、ホームズスタジアムが使用可能になります(^^)/ すっかり冬なので、開閉式の屋根が開いてる所は見たことないんですがね(^^;

 ちなみに今年の神戸シリーズのポスターはこんな感じでした。あまり捻らずにストレートに来ましたね。平島久照主将、大橋由和副将、大畑大介、正面健司の錚々たる顔ぶれの中に谷口到が入ってるのがなんか嬉しかったです。替わりに今村雄太は入ってませんでしたが(^^;


 久しぶりのホムスタです(^^)/ いつ来てもこの曲線に圧倒されます(^^; まあ、毎回来てると言っても年三・四回ですからねえ(^^;
 ブースが開くと予告されていた11時より10分以上前に着いたんですが、既に両チームのテントは開いてました(^^;
 


●スタジアム周辺で楽しむ
 久しぶりのホームズですし、今日は早く来て時間にも余裕があるので、うろうろとぶらついてみました。これもまた楽しい(^^)/

 大畑大介選手の実家がやっているパン屋ポポフ(大畑パン)が、神戸三連戦のために用意してくれた特製"勝つサンド"を一つ所望。250円なり。数に限りがあるため、開門時間の11時半ごろには残りわずかとアナウンスされてました。やはり人気あるなあ。


 スタジアム東の広場では、色々やってました。例によってチアパフォーマンスを披露してくれるらしいファイニーズのお子さん達が練習してたり、


 後藤翔太選手とジョージ・ナオウプ選手がラグビー教室? をしてたり、

 伊藤剛臣選手(左まぶたの上の傷はまだ塞がってないようでした。5針も縫ったんですから、一週間では無理もないです)がパスターゲットの呼び込み・進行をしてたりしましたいつも通り陽気で、ガンガン道行く人に声をかけて引き込んだり、ターゲットを成功させた小さなお子さんには胴上げしたりしてました(^^;

 実に楽しそうで、良かったです(^^)/

 本日の特別協賛として、ANAがスティーラーズとコラボして頑張ってました。場外ではクイズに答えたらタックルバッグ型の抱き枕(これは欲しい(^^;)か選手サイン入りミニボールが当たる企画をやってました。わざわざこういうグッズを作ったんだ……頑張ってるなあ。



神戸製鋼コベルコスティーラーズ 24-35 三洋電機ワイルドナイツ

三洋電機
ワイルドナイツ
前半 2 2 0 0 14 35
後半 2 1 3 0 21
    PG DG 合計
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 0 0 3 0 9 24
後半 2 1 1 0 15

Kick Off 13:00
観衆 6,705
レフリー 戸田京介(日本協会A)
アシスタントレフリー 吉浦忠孝(日本協会A1)・家近賀壽夫(九州協会)・藤本栄一(関西協会)

マンオブザマッチ 山田章仁(WTB)

スコア等
 前半
  三洋 
17分北川智規(田邉淳○)、37分ジャスティン・アイブス(田邉淳○)
  神戸
 5分PGピーター・グラント○、28分PGピーター・グラント○)、40分PGピーター・グラント○
 後半
  三洋 
10分PG田邉淳○、17分山田章仁(田邉淳×)、24分山田章仁(田邉淳×)、34分PG田邉淳○、39分PG田邉淳○
  
神戸 2分濱島悠輔(ピーター・グラント×)、13分PGピーター・グラント○、30分ジョシュ・ブラッキー(ピーター・グラント○)

出場選手
1平島 久照 2松原 裕司 3山下 裕史 4林 慶鎬 5谷口 到 6パスカ・マパカイトロ 7ジョシュ・ブラッキー 8伊藤 鐘史
9猿渡 知 10ピーター・グラント 11濱島 悠輔 12今村 雄太 13大畑 大介 14小笠原 仁 15山本 大介
リザーブ
16村上 正幸 17安江 祥光 18植村 始 19橋本 大輝 20佐藤 貴志 21森田 恭平 22フレイザー・アンダーソン

太字はキャプテン


●試合前
 入場時の先着プレゼントとして、1500名にANAコラボ座布団が、5000名にトライボードが配られてました。座布団はちょうど腰の具合が思わしくなかったのでありがたく使わせてもらおうとしたんですが、空気を入れたらやけに分厚くなり、座ると後ろの邪魔になりそうな勢いで座高が高くなったので、やめました(^^;
 トライボードは定番ですがいい企画ですね。今日はいつもの小旗には負けるものの、結構な人が掲げてました。そして裏の「鋼の翼」のデザインがやけに格好よかったです(^^;
 
 ちなみに今日のエスコートキッズに配られたTシャツも、ANAとのコラボでした(^^;


 
オープニングセレモニーは、いつものようにファイニーズの皆さんでした。神戸のメンバー紹介の際にもメイン・バックに分かれて盛り上げてくれてました。いつもありがとう。

 その選手紹介時に流れるPVですが、今年初めて見た
三洋のは、なんか歴史モノのNHKスペシャルのオープニングみたいでした(^^; ま、野武士軍団ですしね(^^;


●今日のスタンド

 なんだかんだ言って神戸の人はシビアですから、今季のここまでの成績だとあまり入らないかなと思ってたんですが、その割には6千代後半と、まずまずの入りだったのでは。



●試合

 両チームとも序盤はボールが手につかない感じでミスが多発し、お互いの堅い守備もあり、静かな立ち上がりでした。ミスが少なければ、さすが強豪同士と言えるんですがねえ(^^;
 トップチームとの対戦ですが、ガチガチにぶつかり合う激しさに関しては、先週の東芝戦の方が上だったような。東芝と三洋のスタイルの違いですかね。


 神戸としては、序盤は基本として展開しつつFLパスカ・マパカイトロにボールを持たせて突破、またはCTB大畑大介にボールを持たせてラン、で崩そうとしてました。さすがの三洋相手なのでなかなかうまくいきませんでしたが。
 そして今年はほとんどCTB12に入っているためか得意の強いランがなかなか見れない今村雄太ですが、その分タックルとパスがどんどんよくなってきてるのが分かります。相変わらずランすると囲まれて捕まって倒されるまで粘るので、そこからのパスはありませんが(^^;


 特に前半は両者のディフェンスの固さが目に付きました。おかげで神戸は前半ノートライでしたし。三洋の守りが固いのは周知の事実ですが、神戸はよくここまで整備して来ました。先週の東芝戦もそうでしたが、ディフェンスがよくないと強い相手とは渡りあえませんからねえ。
 なかでもCTB大畑大介のディフェンスは鬼と呼びたくなるくらいの凄まじさでした。せっかく引退シーズンの大畑を見るなら、このディフェンスも見ないと損です。


 そうは言いつつ、前半の三洋の2つのトライは大外に神戸のディフェンスがいない状況を作り、そこにボールを回して一気にトライ、の形でした。これは神戸のミスというよりは、三洋がうまく崩したというべきなんですかねえ。そうだしても、神戸としてはそれでもディフェンスラインが崩れないように組織・連携を強化する必要があるわけですから、さらに精進ですね。
 WTB北川智規のトライはスピード・角度的にも見事でしたが。


 後半に入ると神戸の攻撃が圧力を増しました。まあ、試合後の三洋飯島監督の談話によれば、ある程度やらせた上で止めようという向こうの作戦もあったようですが、それでも実際トライは取れてますし、現時点としてはまあよし、でしょう。後半早々に追いつき、17分まで同点で推移したんですから。
 神戸のファーストトライとなったWTB濱島悠輔のトライはHO松原裕司のキックパスから生まれたものですが、今年の神戸はFWのキックパスからのトライが結構生まれてる気がします。マパのキックからトライというのもありましたし(^^; それにしても濱島はやはりトライ運というか、嗅覚のようなものがありますね。


 堅守から一瞬の好機を掴んで一気にターンオーバー、そしてトライ、というのが三洋の基本パターンなのは明らかなんですが、後半は見事にそれにしてやられました。
 というか三洋のWTB山田章仁にしてやられました。以前からそのセンス溢れたアタック能力は有名でしたが、実際に目にするとなるほどと思いました。謎ジャンプなどのセブンスのようなトリッキーな動きは今日はそこまで効果的ではありませんでしたが、足が速い、トップスピードになるまでが早い、そしてトライへの嗅覚が物凄い。後半の彼の2トライなんて、彼じゃなければ届いてないのではと思ってしまいます。
 というかWTBオガジン(小笠原仁)、ほぼ同じ位置でヨーイドンで走り出したのに山田に千切られたって、スピードスターで鳴らしてる身としては屈辱でしょうねえ。


 山田の2トライの後、神戸もWTBフレイザー・アンダーソンの個人技&FLジョシュ・ブラッキーのフォローと個人技で一本取り返し、再び5点差まで追い上げましたが、今日はここまで。残り10分のところで疲れが出てきたのか自陣で反則を犯し、PGを二本決められて勝点0の敗戦です。
 この結果により、今シーズンのプレーオフトーナメントへの出場の目が完全に消滅しました。
 あー、悔しい!



●戦い終わって
 敗戦は悔しいですが、今週といい、先週の東芝戦といい、優勝候補相手にこれだけミスを多発しながらも勝ち負けが出来たわけですから、日本選手権に向けて望みは捨てなくてよさそうです。もちろんそれで連敗していますから、現状はそこまでの力だと言うのも事実ですが。ここからもう一段、二段成長してもらわないといけません。
 リコー戦の最後のトライシーンとかと比べると、ここという場面での攻める気迫が物足りなかった気はします。そのスイッチが入る前にミスで逸機してたからというのもあるかもしれませんが(^^;


 去年までは勝つときは接戦で、負けるときは完敗で、って感じが多かったですが、今年は負けるときは接戦で、勝つときは接戦or大勝で、となってる気がします。素人考えではチーム力が上がってきてると思いたくなりますが、どうなんでしょうか。
 三洋戦にしてからが、今年24-35、2009年5-50、2008年35-52、2007年24-57、2006年15-44…ですからね。近年では最も競った試合ではありました。



●ファンサービス
 今日はホームズスタジアムではこの一試合だけだったので、試合後はクールダウンが終わるか終わらないかの辺りから、両軍によるサイン会状態になってました(^^;
 なかでも頭が下がったのはやはり大畑大介で、他の選手が皆引き上げても、最後までバックスタンドからホームスタンドまで、一人一人にサインなどをしてあげていました。さすがです。今日はスタジアムも閉門のアナウンスで客の退出をせかすようなことはなかったですし、わかってますねえ。多分、残り二試合もこんな感じになるんでしょう。

 今日は何をするでもなく、珍しくじっくりと居座り、余韻を楽しんで帰りました。


●おまけ
・ 大橋由和副将がオフィシャルグッズコーナーにいたので尋ねてみたら、体は治ってるそうです。「後は実力です」頼みますよ、大橋のディフェンス大好きなんですから。
・ チームテントのオフィシャルグッズコーナーでは、大畑引退記念Tシャツを売ってました。「THANK YOU,OHATA」だったかな。これは売れそうな気がする(^^;
・ 今日からメインのカメラを替えました。20世紀に買った前のとは、世界が違ってて驚きましたが、それが写真に現れてるかは……どうだろう(^^; ホムスタは光線の具合が独特で、これまでやりにくかったんですが、かなり楽にはなりました。
・ 場内アナウンス、反則の際に細かいシチュエーションまで言うようになってました。『ボールが手につかず、前に落としたためノッコンです』みたいに。ありがたいけど、アナウンサーさん大変だ(^^;
・ 今年もやりますホムスタサプライズ、今日はANAのボード&今日のチケット半券にコーロクンのスタンプが押してある人が当たりでした。先着5000名のボードはともかく、チケットって、スタンプラリー招待券では無理やん(^^;
・ 試合前にいつものようにタマノイ酢コーナーに寄ったら、営業の人に声をかけられて、来年発売予定の新商品の試飲&アンケートをすることになりました。新商品は白無垢パッケージなんですね、面白い。二つあるうちの一つを選んだんですが、最近は酸っぱさを抑えた新商品が続々と出てますね。酢が苦手な人にもこれならアピールできます。タマノイ酢も応援してるんで、ガンバレー。

・ 久しぶりにやったタマノイ酢の選手カード、今日は6枚引いて山内雅延、大窪光、新井慶史、ネーサン・アンダーソン、大畑大介、陣川真也でした(^^)/ 被りは新井、ネーサン、陣川でした。そしてやっと大畑出ました(^^)/


・ タマノイ酢では500円(5本)以上買うと、本日の最多トライ予想ができる企画が始まってました。全員1トライなら全員当たりという。色々考えてるなあ。え、僕? ご当地選手の伊藤鐘史にして外れました(^^;
・ オフィシャルグッズでは、来年のカレンダーが発売になってました(壁掛けタイプ1500円、卓上タイプ1000円。ただしプレミア会員はセットで2千円(^^;)。思わずセットで買ってしまいました(大橋に「セット入りまーす」と言われました。こういう洒落っ気がまた楽しい(^^;)が、卓上タイプ飾る場所ないんだよなあ(^^; どうしよう(^^;

・ 入場時に配られるラグビータイムズ、今回の表紙は大畑でした(^^)/

・ ホームズ名物の芝整備の方たちです。ハーフタイムもお疲れ様です。

・ コーロクンもすっかり馴染んできましたね。




●次の観戦予定
 12/25(土)13:00〜 トップリーグ第12節 神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs. サントリーサンゴリアス ホームズスタジアム神戸
 3強にひとつくらいは勝って欲しいです。


2010/12/5(日)
ジャパンラグビートップリーグ2010-2011 第9節 (高知県立春野総合運動公園陸上競技場)


●いざ高知へ

 いつもより早い五時起きで行動開始。二ヶ月ぶりの神戸製鋼のラグビー観戦なので、テンション上がる上がる。楽しみだ。
 夜明け間もない時間帯なので、駅に向かう道中の空気が冷たい。12月だなあ。今日行く高知の昼は18度か19度くらいらしいので、比較的薄着をしているのもあるかもしれないけれど(^^;

 7時15分、神戸駅に到着。で、集合場所のクリスタルタワーってどう行けば? 見えてはいるんだけなあ。仕方ないので一端地下にもぐって案内板を頼りに移動。



●バスツアー(往路)
 ようやく着いたクリスタルタワー前の道路に、目指すバスツアーのバス発見。やっぱ神姫バスなのね(^^;  集合は7時30分厳守とのことだったけど、7時25分の時点であらかた乗り込んでいる模様。さすがオフィシャルバスツアー。熱心さでは人後に落ちない人が集まってるなあ(^^;
 さあ乗り込もうと座席の割り当て表を見ると、二人掛けシートを一人で確保できていた富山の時より明らかに人が多い。僕も相席になっている。横幅大きくてごめんなさい(^^; スタッフの方に尋ねてみると、今回は33人。先週NECに快勝した後、申し込みは締め切っていたのだが、電話がいくつもかかってきたためこうなったそうだ。少ないと聞いていたので、増えたなら嬉しいです(^^)/ そしてそんな話を受け入れるってのが、このバスツアーの性質を現しているなあ(^^;

 バスが走り出すとビデオが流れだしました。隣になった人と言葉を交わしていたのでアナウンスを聞いておらず、また富山の時みたいにPVを流すのかなと思っていたら、なんと仙台で行われた『NTTコム−神戸製鋼』のビデオが! うおおおお! 東日本放送で放送があったけど、関西にいる身ではどうしようもないので諦めてたんですが、まさかここで観れるとは!(でも、なんでアナログ放送だったんだろう(^^;)
 その試合を肴に、隣の人と話が弾みだしました。同じ神戸製鋼ファン、しかも応援バスツアーに一人で参加するくらいの濃さがあるのはお互い間違いないですから、きっかけさえつかめば話は弾みます(^^; ただ、僕はファン歴浅いのに、年齢的に古株ファンと思われるのが心苦しくはあります。分かる限りは話についていかせてもらいますが(^^;

 ビデオが終わった頃にはバスは四国に入っていて、間もなく上板サービスエリアで一回目の休憩。四国は馴染みがないからどのあたりかよく分からないや。とりあえずまんじゅうを買って腹ごしらえ。
 
 そこからさらに高速をひた走ります。四国の山は高さはともかく谷が深いなあ。そして思いもかけない上のほうに道が繋がっていて、民家があったりする。これが四国か。
 二回目の休憩は、高知市も近くなってきた南国サービスエリア。ここではかつおコロッケを購入。今日は西日本のSA・PAが二割引らしく、安いのも有難いです。あ、味はほんのりかつお風味でした(^^;
 


●スタジアム到着
 高知市外を抜け、郊外をひた走って到着した春野総合運動公園は、思っていた以上に規模の大きな公園でした。そしてどの駐車場にもやけに多くの車が停まってます。今日はラグビー以外にも、他の施設で大きなイベントがあるんだろうなあ。バスは公園をぐるりと回りこみ、スタジアムのすぐ前に停まりました。

 神戸、リコーの両チームのテントが建っているスタジアム前広場は、想像以上の人だかりでした。高知のラグビー熱が高いとは失礼ながら思っていなかったので、これは意外でした。よく見てみると開門待ちの列が大半を占めていたからでしたが、それでもこれは驚きました(^^;

 バスツアー参加者にはくじが渡されていて、神戸製鋼ブースに当選番号が掲示されていました。当選確率は大体1/3とのことだったけど、それで富山も外れてるからなあ(^^; 期待せずに見てみると……当たったー! チームボールペンが当たりました。それもドクターグリップのやつが(^^)/ これは嬉しい(^^)/


 売店というか、屋台もいくつか出てました。一番安かった300円の焼きそばが、野菜たっぷりでおいしそうだったので購入(^^)/
 そしてスタンドへ。……一緒にいた方に言われて気付いたけど、日本協会のブースはどこだろう? スタンプラリーやりたいんですが。入り口のスタッフに尋ねても何も聞いていないようだし、あれ、あれれ? とかしてどうにか見つけたのはスタジアムの外、さらに奥に入り込んだところでした。場所が悪いうえに告知してないんだもん、そりゃあ分からないよ。
 というか一度外に出たのに再入場とかチェックとか何もなかったような? おおらかだなあ高知(^^;


 スタンプラリーを終えてみると、目の前にFOR ALLシェイクハンズの列が。もう二分ほどで始まるとのことだったのでね思わず並びました。だって列、短かったし。いつもなら地方開催時は地元の人にトップリーガーを身近に感じて欲しいからと遠慮するのですが、これはにぎやかしのためにも並んでおこうと(^^;
 神戸からは大橋由和と菊池和気でした。二人とも早く故障治してください。特に和気は今年一度もプレー見てないよ……。




リコーブラックラムズ 24-31 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 2 2 0 0 14 31
後半 2 2 1 0 17
    PG DG 合計
リコー
ブラックラムズ
前半 2 2 0 0 14 24
後半 1 1 1 0 10

Kick Off 13:00
観衆 2,717
レフリー 平林泰三(日本協会A)
アシスタントレフリー 藤実(日本協会A1)・落田佳宏(関西協会)・武田周作(関西協会)

マンオブザマッチ 猿渡知(SH)

スコア等
 前半
  
神戸 31分ピーター・グラント(ピーター・グラント○)、39分清水佑(ピーター・グラント○)、
  リコー 13分滝澤佳之(河野好光○)、20分タマティ・エリソン(河野好光○)
 後半
  
神戸 19分伊藤鐘史(ピーター・グラント○)、27分PGピーター・グラント○、40分猿渡知(ピーター・グラント○)
  リコー 5分河野好光(河野好光○)、39分PG河野好光○

出場選手
1平島 久照 2松原 裕司 3山下 裕史 4清水 佑 5谷口 到 6パスカ・マパカイトロ 7ジョシュ・ブラッキー 8伊藤 鐘史
9佐藤 貴志 10ピーター・グラント 11濱島 悠輔 12今村 雄太 13大畑 大介 14小笠原 仁 15正面 健司
リザーブ
16村上 正幸 17安江 祥光 18林 慶鎬 19橋本 大輝 20猿渡 知 21山本 大介 22フレイザー・アンダーソン
太字はキャプテン


●試合前
 あらためて中に入ると、メインスタンドはかなりの混雑ぶりなのに、サイド・バックスタンドには人っ子一人いません。というか開放してませんでした。僕が観戦したトップリーグの試合でこれは初めてです。普段は数少ない知り合いは皆バックスタンドに行くのですが、今日はメインで一緒に観戦。なんか新鮮です(^^;

 試合前、開幕セレモニーとして、高知学芸中学高等学校吹奏楽部の演奏が。大所帯だなあ。演奏は上手でしたが、個人的に第九の演奏を聞くと、どうしても天ぷらそばのCMを連想してしまって……(^^;

 続いてスタジオ・イングチアリーディングの方が。4歳から中学生までの女の子がダンスを披露してくれました。衣装頑張ってるなあ。そしてなぜか地面に転がるアクションが多かったような。今日は芝生の上だし、天気も良くてよかったねえ(^^)

 ダンス終了後、スタジオ・イングのお嬢さんたちが花道を作って選手を迎え入れました。さあ、試合開始です!



●今日のスタンド

 前述のようにバックには人を入れてなかったのでこんな感じですが、メインに2700人詰め込んでるので、かなりぎっしり感はありました(^^;



●試合

 前半はリコーが風上&太陽を背にしてのスタートでした。これは立ち上がりから仕掛けてくると思ったら、案の定でした。神戸も仕掛け返そうとするんですが、そのたびにノッコンなどのミスが出てリズムが悪く、もどかしい展開が続きます。リコーの術中にはまってるのかも。
 加えて、今日はセットプレーでも有利に進めることが出来ません。リコーの激しく荒々しいFW戦に神戸がつきあってしまっている印象を受けました。自分達の土俵で戦えてないというか。今の神戸がスクラムやモールでこんなに簡単にばらけてまとまりを欠くのは、それしかないかなと。

 リコーの最初のトライはラック→展開で大外に振り、数的有利で振り切られました。二つ目はFBタマティ・エリソンがパントを自らがキャッチし、そのまま走りきったものでした。神戸はパント処理にSH佐藤貴志ともう一人(誰だかは失念)が背走してましたが、なんか危機感が足りない感じだったのでやばいかもと思ってたんですが……。

 それでもここから立て直せるのがさすがは神戸です。まずはSOピーター・グラントがギャップを突いてトライ、そして前半終了間際にはラインアウトからLO清水佑がトライ。ともにキックもきっちり決めて同点にして前半を終えます。数多くのチャンスを潰した上でではありますが、ここまで盛り返せたのは大きいです。


 後半になっても一進一退、互角の攻防は続き、お互いに一トライずつ取り合った21-21で試合は終盤に差し掛かります。
残り10分ほどになった時、リコーの犯した反則に、神戸がこの試合初めてPGを選択します。残り時間を考えると、とにかくリードしておこうというのは正解でしょう。ただ、今後を考えると、その後改めて4トライボーナスを取りに行ってもらわないと困りますが。

 案の定、そこからは攻めきれず、次第にこの点差をキープして勝ちきろうとしているのが見えてきました。もちろんリコーはそうはさせじと攻め立てます。そして39分を過ぎ、もう時間がないところで神戸、自陣での反則。リコーがPKを決めて同点に。残り時間もないのでここでノーサイドになるのではとドキドキしましたが、まだでした。
 もうワンプレーあるならいちかばちか、開き直った神戸が一気に攻め立てます。試合終了のホーンが鳴る中、リコーも引き分け狙いではなく、攻めようとします。そしてリコー陣前のラックから、猿渡が右外へ、コーナーフラッグギリギリのわずかな隙間に飛び込んでの「サヨナラトライ」! これは猿渡のスピードと切れが最大限に活きました。よくやった! なんか自分の中で猿渡の評価が上がる一方なんですが(^^;


●勝ったー!
 一度は諦めかけた勝利をロスタイムにもぎ取っての勝利です! 冷や冷やモノでしたが、一見さんが多かったであろう高知の皆さんにはラグビーの接戦の面白さを堪能していただけたのではないかと(^^;
 神戸の選手達は本当に嬉しそうに交歓し、対するリコーの選手はがっくりと肩を落とし、地面に転がった選手もいました。気持ちは分かります。こっちも10月の近鉄戦で勝ってたのをひっくり返されてますから。
 

 今日のマンオブザマッチは決勝トライを決めたSH猿渡知選手。後半のみの出場でしたが、これだけ印象的な活躍をされますと(^^;


 試合終了10分後に、バスツアーでの写真撮影があるのでスタジアムの外のチームテント前に集合。林丈太郎さんの引率でグランドの中へ。まだ選手達は試合後のクールダウンの最中ですよ。いいのかな(^^; 

 もちろんよかったです(^^; 選手と一緒に写真撮影って、一体何人やってくるんですか(^^;
 印象的だったのがやってきた選手にツアー客がわっと握手を求めに行った際、かける言葉が皆「おめでとう」ではなく「ありがとう」だったことです。一体になって応援していたってことですね、それだけ。ちなみに僕は猿渡知、ジョシュ・ブラッキー、正面健司選手に声をかけて握手してもらいました(^^)/


●選手雑感いくつか
・ 怪我から復帰してきたおがじん(小笠原仁)、体張ってるなあ。今村・森田もそうだけど、成長してるなあ。いいラインブレイクもありましたし、この調子で頑張れ!
・ 今日はちょっと意識して山下裕史(ヤンブー)の動きを見てみたんですが、さりげにがつがつタックルいってますねえ。時たまあるビッグヒットは、こういう積み重ねの先にあるんでしょう。
・ やっぱり松原裕司のワークレート、いいなあ。特にイーブンボールへの働きかけの速さと鋭さは感嘆ものです。
・ 谷口到、本当によく動くようになってきました。密集であの乱れ髪が暴れてるのが普通になってきましたから(^^; 今日は一回ラインブレイクあったし、ジャパン効果もあるのかな。そのまま伸びてくれー!
・ ジョシュ・ブラッキーの仕事っぷりは……いつものことながら、本当に頭が下がります。最後の決勝トライも、ブラッキーのお膳立てのおかげみたいな面もあります。
・ 猿渡知、いいですね! 捌きとパスのスピードがやはり速い! グラントとのHB団であっという間にボールが外に運ばれていくのは見ていてワクワクしました。
・ ピーター・グラント、SOで連続起用されたのも納得です。明らかに良くなってます。今季の前半戦とは違い、明らかにパスが早くなってますし、自分で積極的に仕掛けるし、キックも外さない。やっとスイッチ入ったのかな(^^; この動きだったら誰も文句言いませんよ(^^; 
・ 大畑大介、今日はアタックよりディフェンスの見せ場が多かったです。というか凄かった。鬼気迫るというか。後ろの席でラグビー初見ぽい人が「神戸の13番の人、ディフェンス凄いな」と、大畑だと知らずに感心してました。ラストイヤーですが、これからでも大畑を生で見る人は、攻撃だけじゃなくディフェンスも見ないと損です(^^;


・ スカー(パスカ・マパカイトロ)肩やりました? 入替で下がった後、左肩をトレーナーに診てもらい、その後はジャージの上から透明テープで固定して観戦してました。大事なければいいんですが。



●おまけ
・ 観客数、場内アナウンスでは最初1600人くらいと言ってました。その時はそんなものかと思ってました(^^; 後で公式発表の数字に訂正しましたが(^^;
・ 試合前、平尾誠二GM、苑田右二HC、スティーブ・カンバランドFWコーチなどがグランドから上がってきて、すぐ横の階段を上がっていきました。ここ自由席ですよ? 地方スタジアムならではの距離感です。
・ 高知は暖かかった。というかじわっと熱かった。試合中はウィンドブレーカー脱いで観戦してました。12月なのに(^^;
・ スタジアムのビジョン、映像は写すけど、動画とか再生とか、そういう機能はない模様。PVとか流れなかったし、試合中も生映像はあってもトライのリプレイとかなかったし。こういうのもあるんだなあ。

・ ハーフタイムにも再びスタジオ・イングのみなさんがダンスパフォーマンスを披露してくれました。お色直しもしてるのね(^^;

・ 後半、リコーにシンビンが出た後、リコーベンチ前でしばらくなにやらやってました。やっと再開したと思ったらまたすぐ止まり、今度はリコーにレッドカードが! なんだなんだ!? リコーのキャプテンに対して掲げられたように思ったんですが、その後は普通にプレーしてましたし、なんだったんだろう? 後で伝え聞いたところでは、リコーのチームドクターか誰かが口でやらかしたためにカードを出されたらしいです。そういやレフリーのカードって、選手だけじゃなく観客にも適用できるんでしたっけ。



●バスツアー(復路)
・ 帰りのバスが発車する前に引率の方が「お酒を買いたい人いますか? いたら寄って行きますが」と。確かに祝杯あげたくなる試合でしたが、そういう融通が可能だというのがすごいやバスツアー(^^; 結局誰も申し出なかったので、そのまま帰路につきましたが(^^;
・ 春野から市街地までの間は普通の対面通行二車線の田舎道だったので、大渋滞でした(^^;

・ 帰りの一回目の休憩は、南国SAではなく、四国山地の中にある馬立パーキングエリア。サービスエリアじゃないんだ、珍しい。
 
・ 馬立ではさといもといのししのコロッケを買いました(^^;

・ もう一回の休憩は、行きと同じく上板サービスエリアでした。なんでも神戸製鋼の協力会社が運営しているから、寄るのは決まっていたそうで。そこのトップの方が今日の試合を観戦に来ていたそうで、サプライズでツアーの全員にうどんをサービスしてくれました。ありがとうございます!(^^)/

・ 隣の人と、行き帰りあわせて何時間ラグビートークしただろう(^^; 普段話せるラグビーファンの知り合いはいないし、それ以外の知り合いも、こんな四、五時間ずっとラグビートークできるような状況になったことはないです。いやあ楽しかった(^^;
・ その話の中で、猿渡が金髪の猿だという話が出て、それなら孫悟空ですねと盛り上がりました(^^;
 金髪の猿→金の猿→金絲猴→孫悟空。あるいは金髪の猿→スーパーサイヤ人→孫悟空でも可(^^;
 このまま活躍したら本当にそう呼ぼうかな(^^;



●次の観戦予定
 12/19(日)13:00〜 トップリーグ第11節 神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs. 三洋電機ワイルドナイツ ホームズスタジアム神戸
 今年もいよいよ神戸での連戦が始まります。そしてこれが始まると、シーズンも終盤にかかってきたことを実感します。


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