2008/2009シーズン
12月




2008/12/21(日)
ジャパンラグビートップリーグ2008-2009 第10節 (ホームズスタジアム神戸)


●久しぶりのトップリーグ、超久しぶりの本拠地試合

 トップリーグ観戦は10月以来、ホムスタでのラグビー観戦は1月以来となりました。

 試合開始二時間前の11時に到着した時点で、既にそれなりの人が訪れていました。天気予報は良くなかったんですが、さすが人気チーム。
 そういや神戸製鋼って、社員動員は他のTLチームに比べて少ない(かけてないのではなく集まらない(^^;)らしいですね。それでこの動員ですから、素の人気があるということなんでしょう。
 チームブースでいつものポイント加算等を済ませてから、今日は地元神戸開催ということで、野球時代の観戦仲間が来てくれてるので合流。

 お子さんがチアリーダー体験に参加してるとのことで、そちらへ。最初はコーロクンも一緒だったそうです。くそ、もう少し早ければ(^^;
 でも、チア体験を見てたら横を濱島悠輔選手と市来大典選手が通ったのでいいかな(^^;
 12時までの予定でしたが、雨がぱらついてきたので体験会は11時40分ごろに切り上げとなりました。

 スタジアムに向かっていると、大道芸パフォーマンスをやってました。ゴム手袋を鼻息だけで膨らまして割るのか。大変ですが頑張れ。



神戸製鋼コベルコスティーラーズ 35-52 三洋電機ワイルドナイツ

三洋電機
ワイルドナイツ
前半 3 3 0 0 21 52
後半 4 4 0 1 31
    PG DG 合計
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 0 0 4 0 12 35
後半 2 2 3 0 23

Kick Off 13:03
観衆 7,784
レフリー 平林泰三

トライ等
 前半
  
三洋 1分劉永男(入江順和○)、29分DG入江順和×、33分ダニエル・ヒーナン(入江順和○)、40分榎本淳平(入江順和○)
 
 
神戸 7分PG山本大介、12分PG山本大介、15分PG山本大介、37分PG山本大介
 後半
  
三洋 19分PG入江順和×、24分シオネ・バツベイ(入江順和○)、32分ダニエル・ヒーナン(入江順和○)35分DGエリア・トゥキリ、38分ダニエル・ヒーナン(入江順和○)、40分霜村誠一(入江順和○)
 
 神戸 5分平島久照(山本大介○)、9分陣川真也(山本大介○)、16分PG山本大介○、28分PG山本大介、36分PG山本大介

出場選手

 1平島 久照 2松原 裕司 3山下 裕史 4アダム・ウォレスハリソン 5ロイス・ウィリス 6伊藤 剛臣 7鈴木 敬弘 8パスカ・マパカイトロ
 9後藤 翔太 10菊池 和気 11小笠原 仁 12山本 大介 13今村 雄太 14大畑 大介 15陣川 真也
リザーブ
 16村上 正幸 17山内 雅延 18林 慶鎬 19谷口 到 20苑田 右二 21大石 嶺 22ピエーレ・ホラ
太字はキャプテン


●今日のスタンド

 今日は週刊予報でずっと天気が悪いと言われてましたし、実際に昼前くらいから降り出してました。この天気でどうなるかと思ってましたが、思ったよりたくさんの人が来てくれました。天気がよければ一万前後はいったと思います。



●試合前
 エスコートキッズに連れられて選手が入場し、試合開始です。コーロクンも元気そうでした。
 


●試合
 キックオフに神戸のミスから三洋に畳み掛けられ、ノーホイッスルトライを奪われてしまいました。これは抜けていたとしか言えませんねえ。
 でもその後すぐに目が覚めたというか、しっかりディフェンスして、FWに外国人三人を入れたこともあってセットプレー、ブレイクダウンで強烈な三洋相手に堂々と渡り合ってました。

 というか、スクラムではむしろ勝ってた場面も多かったような。

 去年の岡山での試合などでは圧倒されるシーンも何度もありましたが、今日はなぎ倒されるシーンはほとんどありませんでした。そりゃあいくらかは食い込まれますが、これだけ激しくタックルし続けてくれると見ていて感動します。ただ、ラインアウトがもっとクリアーに確保できていればなあと思うシーンは何度かありましたが。
 前半はノートライに終わってしまったんですが、PKを山本大介がことごとく決め、ほぼ互角の戦いを繰り広げました。

 というか、前半終了間際のうっかり被トライがなければ2点ビハインドの僅差で後半に入れたんですがねえ。ラストパスがスローフォワード気味にも見えましたが、帰宅してJスポを見たら言われてたように、松原がレフリーとぶつかってディフェンスにいききれなかったのも不運でした。

 後半に入ると、神戸の圧力がさらに増しました。序盤に取った2つのトライはどちらもうまく相手のラインを抜いた、実に気持ちのいいトライでした。これで逆転し、一時は29-21とリードしたんですが、そこから守りきれませんでした。残り8分までリードできてたんですが。

 ゴールライン間際でのヒーナンの突進を止めるのは至難の業ですわねえ。35分に3点リードしてる三洋がトゥキリのドロップゴールで6点リードに広げたのが特に痛かったです。それだけ三洋もなりふり構わず点を取りに来たとも言えますが。

 そして最後の最後、特に痛かったというか「なんで?」と思ったのが、6点リードされてる36分の時点でペナルティをもらった場面でショットを選択したことです。わざと外して誰かを走りこませる作戦かとも思ったんですが、違いましたし。試合後の後藤主将のコメントでは、ここは弱気になってしまったと反省してましたが、なんでここまでの試合をしてて弱気になるかな。それも強気の塊みたいな後藤主将が。最近の神戸の上位陣との接戦の経験の少なさが出たんでしょうか。その後の三洋の2トライは、神戸の勝ち点がなくなってしまった以上の意味はありませんハイ。



●選手
 マパカイトロの突破の強さはすごいです。クリブが退部してようやく出番が回ってきた今季ですが、その存在感は欠かせないですね。来年外国人二人制(神戸には日本代表資格に繋がれる外国人はアンダーソンしかいませんから)になっても、彼とウォレスハリソンは外せないでしょう。
 今村雄太のアタックの強さはもう言うまでもないですが、ディフェンスでも意識がかなり高まってきましたね。まだタックルに行く瞬間の強さがもう一息欲しい気もしますが、確実に成長していってますね。しかし彼の突進力は周知の事実なので、三洋は基本的にコンタクトの強いNo8のホラニ・龍コリニアシが止めに行ってましたねえ。
 伊藤剛臣は本当に37歳なんでしょうか。気持ちの強さ、動きの切れ、判断力、この選手のプレーを見られるというのは幸せなことだとつくづく思います。
 今日も松原裕司のフッカーとは思えない縦横無尽の走りで、グランドのどこにでも現れてきてました。このワークレートの高さはさすがです。
 そして今日はなんと言っても山本大介です。激しいタックル、果敢な攻めはいつものことですが、神様が降りてきたかのような完璧なキックの数々を見せてくれました。9本蹴って全て決めたという。開眼しましたか? 一試合7PGというのはトップリーグタイ記録だそうです。


 三洋のLOの二人、劉永男とダニエル・ヒーナンはとんでもないですね。大きくて強くて切れがあって。神戸が対抗すべくLOに外国人二人を起用したのも大いに納得です。今日のマンオブザマッチはダニエル・ヒーナンでしたが、そりゃあそうだよなあと思いました。



●ノーサイド
 三洋はトニー・ブラウンを欠いてはいましたが、それでもやっぱり強いです。去年は点差以上にいかんともしがたい力の差を感じた完敗でしたが、今年は逆に最終的な点差は開きましたが、この点差はあまり意味はありません。力は十分互角に渡り合える、経験と作戦、起用を間違えなければ勝ちようのある試合でした。勝ち点は取れませんでしたが、こういう試合を勝つための課題が明確になった試合で、前を向ける内容でした。今年、三洋と再戦する機会が欲しいものです。

 神戸は先週の東芝戦の勝利といい、確実に強くなってきてますね。去年歯が立たなかった三洋相手にここまでの試合をしましたが、試合後の選手の表情が「ここまでやれた」ではなく、「勝てた試合に負けた」だったのが、次に期待を抱かせました。試合後のサインに応じてたのが大畑くらいだったのが、それを楽しみにしてるファンには残念だったでしょうが。




●おまけ
・ チームブースで2009カレンダーを買いました(^^)/ 卓上型と壁掛け型、両方。そういや販売ブースで久しぶりに新井選手を見かけました。向こうも覚えててくれたようでどもです(^^;
・  隣のタマノイブースで10月に登録したダイエットキャンペーンの結果測定。……まあ、タマノイ酢50パック貰えることになりましたが、この程度の減量度では個人的には話にならないです。
・ 今日もゴーゴーごはん、来てました。お疲れ様です。
・ ハーフタイムショーには神戸ファイニーズのチアさんが来てました。なんか今日はチアダンスというより、普通にダンスを踊ってたような。

・ そして今日は神戸ファイニーズのアメフトの選手も来てました。アメフトボールの投げ入れをしてくれたんですが、素人相手にえらく強い球を投げてました(^^;

・ 試合を終えて外に出ると、雨は上がってました。おかげで濡れずに帰宅することが出来ました。


●次の観戦予定
 お正月の三日に秩父宮に行くのもJスポを見るのも無理なので、残る神戸での二試合だけになりそうですね。今年はリーグ戦だけで終わって欲しくないものですが。
1/11(日) 神戸製鋼 vs 横河武蔵野 13:00〜 ホムスタ


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