2007/2008シーズン
10月

2007/10/28(日) トップリーグ第1節
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 36-21 NECグリーンロケッツ (近鉄花園ラグビー場)

NEC
グリーンロケッツ
前半 2 2 0 0 14 21
後半 1 1 0 0 7
    PG DG 合計
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 4 3 0 0 26 36
後半 2 0 0 0 10

Kick Off 13:00
観衆 8,749
レフリー 平林泰三
トライ等 
 NEC 前半 5分 山本秀文(安藤栄次○)、37分 首藤甲子郎(安藤栄次○)
 神鋼 前半 18分 松原裕司(ピエーレ・ホラ×)、23分 小笠原仁(ピエーレ・ホラ○)、28分 山本大介(ピエーレ・ホラ○)、33分 今村雄太(ピエーレ・ホラ○)
 NEC 後半 35分 ニリ・ラトゥ(松尾健○)
 神鋼 後半 20分 濱島悠輔(ピエーレ・ホラ×)、32分 濱島悠輔(ピエーレ・ホラ×)
シンビン 後半11分 山本大介(神戸)、後半28分 八ツ橋修身(神戸)


出場選手
1平島 久照 2松原 裕司 3清水 秀司 4吉田 永昊 5ロイス・ウィリス 6野澤 武史 7林 慶鎬 8伊藤 剛臣
H後藤 翔太 10ピエーレ・ホラ 11高倉 和起 12山本 大介 13今村 雄太 14小笠原 仁 15八ツ橋 修身
リザーブ
16南條 健太 17金武 貴之 18鈴木 敬弘 19パスカ・マパカイトロ 20今村 友基 21森田 恭平 22濱島 悠輔


●二度目の花園
 久しぶりに行きましたが、やっぱり兵庫の西からは遠い……。それはともかく、さすがはトップリーグ開幕戦、駅を降りた時から結構な人込みでした。みんなラグビー観戦に来たのかと思っていたのですが、敷地内に入ると、屋台が軒を連ね、人の波が……これは一体?

 と思いながら進んでいき、出くわしたステージの看板を見て納得。イベントが行われてたんですね。


 まあ、それとは関係なく、チームブースに行くと、試合開始一時間前なのに、人だかりがしていて大変でした。

 色々受け取り、ファンクラブ特典の無料チケット引き換えをし(他にも無料招待券つきのフリーペーパーや社員招待など、色々やってたようです)、ケータイ会員のくじに参加手続きをし、イヤーブックを購入……ここで既に疲れてしまい、チームグッズを見る気力はありませんでした。プロ仕様の1stレプリカジャージが18000円、普通仕様の2ndジャージが9000円、開幕記念Tシャツが1500円で売られていたような気がするんですが、ちらりと見ただけなので自信はありません。



●試合前
 今日はメインスタンドで観戦。腰を落ち着け、貰ったものを確認します。神戸の応援フラッグ、開幕記念のはちみつ黒酢ダイエット、神戸製鋼、NEC両チームの応援パンフ、本日のスケジュール案内チラシ、Jスポーツのチラシ、トップリーグのスタンプラリーカード……改めて見るまでもなく、盛りだくさんだなあ。

 出場選手紹介、開幕イベントを経て、試合開始です。


●試合の感想


 キックオフからNECに攻め込まれ、態勢が整いきらないうちにトライを奪われた神戸でしたが、それで地に足がついたのか、ここから攻めの姿勢が見えだしました。
 平尾総監督も言ってましたが、接点で圧倒できたのが効きましたね。NECはディフェンスがいいと聞いていたので、接点はもちろん、セットプレーでも圧倒できていたのは嬉しい予想外でした。それも狙い通り、どんどん前に出て行くディフェンスでしたし。後藤主将の言う、守りながら攻める、狙ってターンオーバーからトライを取る、できてましたね。

 松原のトライで追撃ののろしを上げてから、都合4連続トライを奪ったのは、見事でした。特に相手ボールスクラムからボールを奪い、展開して取ったおがじん(小笠原仁)の逆転トライと、群がる相手五人のタックルを吹っ飛ばして突進して取った今村雄太のトライは感動しました。特に今村のトライは、そばで見ていた大学生ラガーマンが「なんだあれ。ありえん……」と呆然としていたのが印象的でした。

 後半は半分近くがシンビンで一人少ない状態でしたが、それでも崩れることなくゲームをコントロールしきりましたし、見事な快勝でした。超攻撃的ラグビーが機能し、勝ち点5(勝利:4、4トライ以上:1)を獲得したのも大きいです(^^)/



●選手の感想
 まだフォワードの密集で選手を見分け、働きが分かるほどの眼力は身についてないです。というか、レフリーの宣言する反則もまだ分からないことのほうがずっと多いです。それでも十分楽しめてますが、見続けるならやっぱり早くルールを覚え、選手のプレーが分かるようになりたいものです。

1平島 久照
 ごめんなさい、よく分かりませんでしたm(_ _)m
2松原 裕司
 ジャパンでも見せていたワークレートの高さは相変わらずで、よくボールに絡み、いい働きをしてました。去年、初観戦で一番目に付いた選手なんですよねえ。モールから相手を数人かわしてゴールに飛び込んだトライは見事。
3清水 秀司 
頭に巻いた紅白のコントラストが目立ちます。ベテランですが、スクラムではまだまだ彼の力が必要なんでしょう。けど、スタミナ的にはきつそうで、途中からはどう見てもばててました。後半に一度、SH後藤が巻き込まれていたので密集からパスアウトした時には「よいしょ」という感じで、なんかユーモラスでした(^^;


4吉田 永昊
 ごめんなさい、よく分かりませんでしたm(_ _)m
5ロイス・ウィリス いい働きをしてました。あの巨体でこれだけ動き回り、激しく密集に絡んでいけばそりゃあ強いです。来日当時の方がもっと良かったという意見もありますが、これより良かったのか……。物腰や日本語習得にかける熱意など、個人的に好感度の高い選手です。
6野澤 武史
 本人いわく「ちびっこフランカー」ですが、よくボールに絡み、タックルにもいき、いい動きをしていたと思います。惜しむらくは、攻撃のここぞという場面でのノックオンが二、三度あったことですね。それでちょっと印象が相殺されてしまったかも。

7林 慶鎬
 ごめんなさい、よく分かりませんでしたm(_ _)m
8伊藤 剛臣
 大ベテランですが、よく動き回ってました。丸刈りで目立つというのもあるんでしょうが、ボールのあるところ常に姿を見たような。ニリ・ラトゥの突進にもよく対応してましたし、頼もしかったです。
H後藤 翔太
 素早いパスワーク、ボールへの寄り、隙を見ての縦突進、さすがでした。相変わらず、選手を鼓舞し、指示する声もよく聞こえてましたし。これからも熱いプレーとハートでチームを引っ張っていって欲しいです。
10ピエーレ・ホラ
 ワールドカップのトンガ代表での活躍ぶりは記憶に新しいところですが、今日も良かったです。最初のうちはボールを持ったらキック中心でしたが、途中からパスや自らの突進もやりだすと、まさに変幻自在。今日神戸製鋼の攻撃のリズムが良かったのは、彼に負うところも大きいんでしょうね。ピカイチの活躍だったのではないでしょうか。FWの大物外国人が二人故障中だからこそのスタメンだったかもしれませんが、これからも期待してます。

11高倉 和起
 近くで見ていた大学生が昔対戦したことがあるらしく、「とにかくステップが凄いんだ」と言っていました。そう言われて見ると、確かに。負傷交代をしてしまいましたが、程なくベンチから応援する姿が見れましたので、一安心です。
12山本 大介
 コンテストを勝ち抜いてスタメンを獲得しただけあって、いい動きを見せてました。ディフェンスでも、アタックでも。ターンオーバーからのトライの動きは鮮やかでした。もうシンビン食らわないでね。
13今村 雄太
 群がる五人を振り飛ばしてのトライはモノが違うと言うか、とんでもなかったです。さすが、「得意なプレーはボールを持って走ること」と言うだけはあります。これからの活躍が楽しみです。ニリ・ラトゥもそうですが、こういう選手を防ごうとして、リーグのレベルが上がっていくんでしょうか(^^;
14小笠原 仁
 逆転のトライは良かったですが、もっと彼のスピードが見れるプレーが見たかったです。まあ、まだまだ試合はありますからね。見ていてワクワクさせてくれるプレーヤーなので、期待してます。

15八ツ橋 修身
 今日一番印象的だったのは、シンビンの10分が明ける直前、早く出たくてたまらないという風にソワソワしている姿でした(^^; シンビンを受ける原因になったハイタックルはいただけませんが。

17金武 貴之
 プレー時間も短く、あまり印象に残ってません(^^; が、公式戦初出場おめでとう! 期待してます。
18鈴木 敬弘
 プレー時間も短く、あまり印象に残ってません(^^; が、ルーキー公式戦初出場おめでとう! 期待してます。
22濱島 悠輔
 高倉の負傷退場で後半早々出番が来ましたが、いいアピールができました。新人でいきなり2トライを挙げましたし。初トライはホラのDGがポールに当たって跳ね返ってきたところにきっちり詰めていたので取れた、一瞬を見逃さないプレーのおかげでした。お見事! トライに対する嗅覚があるというのはいいことです。ヤコのキックパスが首藤に渡ったのをタッチに押し出したプレーも良かったです。


 NECでも、特に印象に残った選手を何人か。

7ニリ・ラトゥ ワールドカップで旋風を巻き起こしたトンガの主将です。途中出場でしたが、その勢いのあるパワフルな突進はモノが違いました。これは注目です。

8日高 健 春の練習試合でもトライを決めてたので注意して見てましたが、No8であのスピードとキレは要注意です。
10ヤコ ・ファン・デル・ヴェストハイゼン 世界一とも評されるSOだったので楽しみにしてましたが、今日はいまいち調子が良くなかったようで。それでも見事なキックパスなど、能力の高さは見せてました。



●ノーサイド
 過去二年、接戦で負けている相手だそうですし、ネット上の戦前の予想もどちらかと言えばNEC有利と見るものが多かっただけに不安もありましたが、見事に裏切ってくれました(^^)/ 二週間前のサントリー戦で完敗したチームと同じだとは思えません(^^; 故障者が帰ってきたら、またメンバー編成も変わることと思いますが、この勢いで突き進んで欲しいものです。



●アフターマッチファンクション
 ラグビーならではの試合後の両チームの交流会、アフターマッチファンクションが今日はファンも自由参加で、スコアボード裏の人工芝グランドで行われました。いつも思いますが、ラグビーは試合の前も後も色々仕掛けてくれますねえ。

 最初は太田治日本代表GMのトークショー。写真やテレビで見ていた印象より大きい人でした。時期的に話題はやはりワールドカップの日本代表絡みが多かったです。応援に対する感謝を繰り返し述べていました。一人、プロップの体を大きくする方法を尋ねた人には、専門のトレーナーに相談するほうが……と言っていましたが(^^;


 今回は参加費無料、参加自由だったので、どれほどの人が来るのかと思ってましたが、こんな感じでした。観客数から考えると思ったより少ない気もしましたが、人工芝グランドにまずまずの余裕がある、いい感じの入りでした。ラグビー人気的には、まずは人工芝グランドが満杯になるくらいを目指さないといけませんね。

 その後も色々イベントが企画されてました。まずは今年行われる「握手をしよう」プロジェクトの一環としての握手大会。普通に選手に会った時に握手をしてシリコンバンドをもらうこともできるのですが、やっぱりシャイな者には声を掛けにくいですし、こういうのはありがたいです(^^; 僕は辻井選手と握手しました。男前でした(^^)/ 数をこなす関係からか、あまり力を入れて握ってませんでした。

 その後も、ジャンケンプレゼント大会(ちょっとぐだぐだでしたが(^^;)、選手と歓談できるアフターマッチファンクション、主将挨拶と進んでいきました。後藤翔太主将、浅野良太主将、お疲れ様でした。ともに選手が帰る段になっても、最後まで残ってサインなどに応じ続けていたのが印象的でした。

 


●お疲れ様でした
 試合は一試合だけでしたが、なんだかんだで丸一日楽しめました。
 


●おまけ
・近くで観戦していた大学生ラガーマン、来た早々客の入りに驚いてました。「さすがに大学とは違うなあ。バックスタンドがあんなに埋まってる」と。
・前も思いましたが、やっぱり今時のスタジアムとしては、ビジョン映像は欲しいですわねえ。
・トライシーンでは拍手するか旗を振るか、毎回悩みました。これからも悩み続けることでしょう(^^; 声は自然に出てますが。
・やっぱりラグビーの会場の雰囲気、好きです。変な鳴り物やリードもなく、自然発生的な「声援」がメインなのが、実に自然なんですよねえ。
・ハーフタイムに渡瀬あつ子さんがラグビー日本代表チームソング(実際に選手たちが一つにまとまるため、試合前とかに歌っていたらしい)の「楕円桜」を歌ってくれました。しっかりと力強い歌で、なかなかいい感じでした。また聞きたいな。

試合中を通して何度となく試しましたが、持参したFMラジオが、実況中継のミニFMの電波を最後まで拾えませんでした。残念。
・なんか、試合を見るたびに写真を撮るより観戦に没頭していきつつあるような。早くオペラグラス、買おう(^^;
・この試合から始まったタイムキーパー制ですが、ホーンで時間が分かるのは便利ですね。今日早速、ノーサイドのホーンが鳴った早々、試合を終わらせるために後藤主将がタッチに蹴りだしてました。

・故障中とはいえ、元木が水係をしてました。水係なのに、試合中何度も指示を出したりして、存在感は抜群でした(^^;



●次の試合
11月4日(日) vs九州電力キューデンヴォルテクス戦
 京都・西京極陸上競技場 14:00キックオフ


2007/10/7(日)
トップウェストリーグ B1グループ 第2節 三菱電機総合グランド(伊丹市)


●気が向いたので
 行ってきました(^^; チームも選手も何も知らないんですが、だからこそ、一度どんなものか見ておきたくて。

 今の日本ラグビー界の頂点はもちろんトップリーグですが、その下部組織としてトップイースト、トップウェスト、トップキュウシュウがあり、関西はトップウェストの地域です。
 そのトップウェストリーグは今年リーグ再編が行われ、A、A1、B、B1の4リーグ制になりました。今日行って来たのはB1リーグ、一番下にランクされているリーグです。

 見に行こうと思ったのはいいのですが、このランクになると、チームの公式HPというものも見当たらず、会場がどこにあるのか調べるだけで一苦労でした。
 今日の試合にしても、関西ラグビー協会の日程表に「三菱電機グラウンド」とあるだけで、それが何県にあるのかすら分かりませんでしたから。色々調べた結果、伊丹にあるらしいと分かったので、観戦できましたが。

 行きは阪急伊丹線の稲野駅で下車。神戸線の塚口駅からでも歩けそうでしたが、行きは微妙に近そうな方を選びました。三宮からの料金も同じでしたし。

 そんなに大きくありませんが、いかにも阪急というつくりの駅でした。
 駅周辺は住宅街で、駅前は小さな商店街になってました。道自体が細かったので、昔からの町並みが残ってるんでしょうか。

 ともあれ、とりあえず西の太い道を目指して適当に歩いていきました。10分もかからず着く見当だったし、道や線路でグランドのある区画は明白に分かっていたので、少々迷ってもいいやと初めての町を歩いてるくせにすごく気楽でした(^^;
 そして、太い道に当たって南下していくと、本当にものの数分でグランド発見。なんかボーリング場っぽかったので違うかなと思ってたんですが、駐車場の向こうにグランドとHポールが見え、やがてこんな看板も発見したので、間違いありません。


 そうじゃないかと思ってたんですが、入場料どころか受付すらいない入り口を通って中に入ると、土のグランドが広がってました。スタンドは当然として、アナウンスもスコアボードもありません。なるほど、B1リーグは一般の観戦は想定してないんですね。場違いですか、僕(^^; でも、こういう雰囲気も好きなので気にせず見てました。

 総合グランドの名の通り、テニスコートや野球場もあり、少年野球やテニスもやってました。

 せっかくなので、グランドまでの簡単かつテキトーな覚書地図を置いておきます(^^;




三菱東京UFJ銀行 17-28 三菱電機

三菱電機 前半 1 1 0 0 7 28
後半 3 3 0 0 21
    PG DG 合計
三菱東京UFJ銀行 前半 2 1 0 0 12 17
後半 1 0 0 0 5

Kick Off 11:00
観衆 
関係者がほとんど(^^;


 三菱対決は、最後の最後まで一進一退の熱戦でした。前半から押し気味に試合を進めていた銀行がこのまま17-14で勝つのかと思いかけた後半35分過ぎ、勝負に出た三菱電機がキックチェイスにWTB14番の快足で競り勝ってトライ。ゴールも決め、さらにもう1トライ1ゴールをあげた三菱電機が見事な逆転勝ちをおさめました。
 個人的には三菱電機の17番の突進力が印象に残りました。

 


きんでん 55-0 川崎重工

 川崎重工  前半 0 0 0 0 0 0
後半 0 0 0 0 0
    PG DG 合計
きんでん 前半 6 3 0 0 36 55
後半 3 2 0 0 19

Kick Off 12:30
観衆 
関係者がほとんど(^^;


 コンバージョンキックを二本ほど見逃してるので、もしかしたら4点ほど得点が違うかも(^^;
 きんでん、強かったです。FW戦から展開力、スピードと全体において川崎重工を圧倒してました。それでも、まさか完封してしまうとは。
 川崎が何度かターンオーバーから一矢報いようと逆襲に転じましたが、全て冷静に追いついて追い詰め、きっちり潰してました。

 他のチームとの対戦でもこんな感じなら、来期は昇格するかも。もちろん選手はそのつもりで戦ってるんでしょうが。

 大勝したからからもしれませんが、プレーのスピードやテンポがよく、見てて心地よかったです。
 外から見ている分にはチームの雰囲気も良かったですし、なんかいい感じのチームでした。


 きんでんの選手で特に印象に残ったのは三人。
 FLの6番は、フランカーなのにスピードがあって、ボールを持った状態でも縦横に走り回ってました。
 FBの15番のスピード・キレもなかなか。
 そして、SHの9番の選手は、日本のSHの例に漏れず小柄でしたが、スピードもキレも運動量も、かなりのものでした。ボールに絡む場面には常にその姿が見えていたような。
 川重も、FBの15番の爆発的な走力は目を引きました。



守口市・門真市消防組合 15-15 大阪市消防局

守口市・門真市消防組合 前半 1 0 0 0 5 15
後半 1 1 1 0 10
    PG DG 合計
大阪市消防局 前半 1 1 1 0 10 15
後半 1 0 0 0 5

Kick Off 14:00
観衆 
関係者がほとんど(^^;


 消防対決でしたが、どっちのチームも基調の色は青と白。縁取りは赤でした。やっぱ火が敵で、水が味方だからなんでしょうか(^^;
 さすがは体を鍛えるのが仕事の一環な消防のチームだけあるというべきか、ぶつかり合いの激しい試合でした。


 さすがに三試合連続観戦で疲れていたのか、正直あまり細かい部分の印象は残ってなかったりしますm(_ _)m
 でも、後半にひっくり返した大阪市消防局がこのまま逃げ切るのかと思いかけていた後半35分頃、消防組合が根性で追いついたのは見ごたえがありました。


●第2節終了
 B1リーグは総当りで各チーム5試合ずつ行うのですが、今節終了時点での勝敗を見てみると、
1.きんでん 2勝0敗0分
2.三菱電機 2勝0敗0分
3.三菱東京UFJ銀行 1勝1敗0分
4.大阪市消防局 0勝1敗1分
5.守口市・門真市消防組合 0勝1敗1分
6.川崎重工 0勝2敗0分
 となるのかな?



●おまけ
タッチジャッジは対戦する両チームから出していたようでした。慣れるまではタッチジャッジが選手に指示してる風景はなんか不思議でした(^^;
・プレーや体を見ると、やっぱトップリーグとは違いますね。当たり前ですが。
・試合は40分ハーフでしたが、一日に三試合こなす関係か、ハーフタイムは5分しかありませんでした。その代わり、前後半とも20分あたりで必ず審判の指示でウォーターブレイクを取ってました。なるほど。
・三試合を通して、日本は土のグランドが多いからなのか、キック&早い展開による攻めが多いなと感じました。見ていて面白かったからいいんですが。それに加えて瞬時のステップ・方向転換と低いタックルはどのチームも共通してました。これが日本の特徴なのかな。
・ラグビーとは関係ないですが、後ろの野球グランドでやってた少年野球、プレー前の白線引きの時点から、小学校低学年ぽい子に向かって、コーチらしき人が罵倒の嵐を浴びせてたので、ちょっと嫌な気分になりました。
・第三試合が始まってから、救急車がやってきました。きんでんの関係者の誰かのために呼んだようです。結局、空で帰っていったので、なんとかなったんでしょうが。二日連続で救急車がやってくるのを見るとは……。
・少年野球の兄や母親についてきいてたらしい小さい女の子が試合中、「なんかこっちの方が気になる」と言って何度か見に来てました(^^;


●帰宅
 帰りはグランドからさらに南下して、阪急塚口駅から乗って帰りました。


2007/10/6(土) 練習試合
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 22-29 トヨタ自動車ヴェルブリッツ (灘浜グラウンド)

トヨタ自動車
ヴェルブリッツ
前半 3 2 0 0 19 29
後半 2 0 0 0 10
    PG DG 合計
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 2 0 0 0 10 22
後半 2 1 0 0 12

Kick Off 15:00
観衆 不明
レフリー 



●いい天気
 残暑も過ぎ、昼間は実に過ごしやすいいい天気でした。世間的には三連休の初日ということもあってか、お客さんは相変わらず練習試合とは思えないほど大勢入ってました。昼までに人工芝グランドのほうで神鋼の運動会らしきものがあった気配もありましたし、その関係の人も残ってたのかな?

  


●前半戦
 今日のコベルコスティーラーズのジャージは、白かったです。普通にセカンドでした。毎回変えてるのかな?

 ちなみにヴェルブリッツの選手の背中にはポジション番号ではなく、個別番号らしき大きな数字がありました。色々だなあ。


 今日の練習試合も前後半でメンバーを変えてました。両チームともにベストメンバーというわけでもないようでした。開幕前の最後の調整・テストだったのかな。
 前半のメンバーは
1北川有広 2村上正幸 3金武貴之 4林慶鎬 5近藤洋至 6野澤武史 7鈴木敬弘 8伊藤剛臣
9後藤翔太 10森田恭平 11大橋由和 12山本大介 13今村雄太 14小笠原仁 15八ツ橋修身
 

 前半は1トライを取られ(0-5)、2トライ取って逆転した(10-5)が、さらに2トライを奪われて終わりました(10-19)。
 ゴール裏からだと、選手がトライ直前に迫ってくると大迫力ですし、展開と防御もよく見えて楽しいのですが、反対側のエリアでの攻防は正直遠く、僕の視力では誰がどんなプレーをしているかまではっきりと分かるわけではなかったのが無念でした。ディフェンスとかさっぱり分かりませんでしたし。
 野球を見ていた頃はついぞ必要性を感じたことのなかったオペラグラス、あった方がよさそうです。機会があれば買おうっと。


 なので、前半で個人的に印象に残った選手は攻撃に偏ってしまいました。
 FL鈴木PR金武の強さとアグレッシブさは頼もしかったです。
 SO森田、今日はキックのコントロールはもうひとつでした。残念。
 そして、生で見るのは初めてでしたが、CTB今村雄太の突進はとんでもなかった。あのスピードと力感に満ちた走りはテレビで見て想像していた以上のものでした。地響きを立てるかのような走りからは、まさに強いという印象を受けました。これはシーズンが楽しみです。


●後半戦
 後半のメンバーは、
1平島久照 2南條健太 3清水秀司 4吉田永昊 5ロイス・ウィリス 6新井慶史 7辻井将孝 8鈴木敬弘
9今村友基 10大石嶺 11瓜生靖治 12高倉和起 13大橋由和 14末藤雅宣 15市来大典


 後半は、開始早々にトライを奪われて(10-24)差を広げられましたが、そこから2トライ取って追いすがります(22-24)。が、後半29分に1トライを追加され(22-29)、そのまま終了。


 後半、個人的に特に印象に残った選手としては、
 LOロイス・ウィリス(ロイシー)は相変わらずでした。大きくて、パワフルで。スタンド前のラインアウトでタイミングが合わず、10秒ほどリフトされたままボールを要求していたシーンには失笑してしまいました(^^;が、その直後、相手選手をふっ飛ばしたパワーはやはり凄かった。他にもサインのコールを流暢な日本語で言っていたり、実に好感が持てる選手です。
 FL新井、頑張ってました。チーム唯一の高卒ルーキーですが、フランカーとしては上背がないのは変わりませんが、わずか半年の間に顔つきはともかく、体つきは結構たくましくなってました。密集でも積極的にボールに絡んでましたし。まだまだこれからですが、先が楽しみです。
 SO大石はキック能力、春より向上したかな? 今日印象に残ったのはディフェンスでした。さすが本職がCTBだけあって、いいディフェンスをしてました。足首に行くような低いタックルをばんばん決めてましたし。タックルそのものにもう少し激しさが加われば、さらに頼もしいんですが。


 そして、ヴェルブリッツですが、背番号39を背負っていた選手がとんでもなかった。彼が新加入のウィリアム・ライダーなのかな。フィジー7人制の英雄の? フリーで広いスペースを与えた状態でボールを持たせると、止められる気がしませんでした。ボールを持ってから走り出す前にギアを入れるようにする予備動作からの爆発的な加速、これは見ものです。


●ノーサイド
 七点差で負けました。勝ちたかったですが、そこまで心底勝ちにこだわっていたわけでもないようなので、反省は反省として、切り替えていこうと思います。
 要は本番のトップリーグで勝てばいいんですから。……勝ってくれよ。


 いつものことと言ってしまえばそれまでなんですが、肝心なところでのノッコンが目立ちました。特に誰がと言うわけではありませんが、最後の最後、さあ逆襲だという場面での高倉のそれは残念でした。最近見るたびにいいプレーを見せてくれてたので、期待してたんですが。

 あと、春から気になってる、ディフェンスラインを突破された後のカバーディフェンスはまだまだ足りない印象でした。まあこれはヴェルブリッツもでしたが。


●おまけ
関西テレビが二人ほど、試合風景の撮影に来てました。練習試合なのでニュースに使うわけでもないでしょうし、トップリーグ関係の番組とか作ってるんでしょうか。
・今期メンバー表のパンフレットが配布開始になってました。今年中に写真と当人のブレがなくなるようにしたいですが、試合に出ない選手をどう覚えるかが課題ですね(^^;
・試合の後半、救急車が人工芝グランドに入っていきました。何があったのかは分かりませんが、大丈夫だったんでしょうか。



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